改良グッズ登場
各地で梅雨明けが始まる。連日ジリジリ照り付ける太陽が全国に異常な温度を
記録して行くことだろう。若い頃なら、一年で一番楽しい季節を迎えることに
なるのだろうが、オヤジの年齢ともなると夏は体調管理に一番苦労する季節だ。
特に水分補給は重要で、脳梗塞や心筋梗塞の予防に、気か付いたら水分を摂取
するようにしている。最近、速足散歩で失う汗の量は半端なく、この補給だけ
でも相当量になる。体への良し悪しは別にしてスポーツドリンクや、時として
ゼロカロリーの炭酸飲料などを飲むようにしている。ところで、この炭酸飲料
開封直後の清涼感は何とも言えないが、しばらく放置すると炭酸ガスが抜けて
マズくなってしまうのがいけねえ。最近では、このガス抜け防止の便利グッズ
がたくさん出回っており、我が家にも何点かある。ピストン型のポンプで圧力
を掛け、瓶に残った気体を圧縮するモノだ。高校の化学で習った「ボイル・シ
ャルルの法則」の利用で、気体はその圧力が高くなるほど、更には温度が低く
なるほど体積が小さくなる、更に「ヘンリーの法則」で気体はその圧力が高い
ほど溶媒に溶けやすくなる、と言う理論で炭酸ガスを溶液中に閉じ込めるのだ。
しかしこのポンプ、ピストン式はダメだ。度重なる使用でピストンとシリンダ
の間に隙間ができて圧縮をしなくなり、この作業だけで大汗をかくようになる。
そんなグッズだが「段々よくなる法華の太鼓」最近では改良器が登場して来た。
お値段は500円ほどだが、ポンプはスポイド式で摘まむだけで良い。一度に
多くの圧縮ができて回数も少なくて済む。シリコンパッキングもしっかりして
抜けも無い。開栓はワンタッチで取り外し可能だ。こんなグッズ一つ取っても
様々な不都合を取り除いて完成したのだろう。今年の夏は、旨い炭酸が飲める。