SSDの残寿命
近年、パソコンのハードディスクに替わって普及し始めたSSDだが、これに
寿命がある事を皆さんはご存じだろうか。SSDはソリッドステートドライブ
の略で、ハードディスクと同じ記憶装置だが、その中身は通電していなくても
書き込まれたデーターが消えない大容量メモリだ。従ってデーターの出し入れ
の速度が速く、ハードディスクとは比べ物にならないほどパソコンが速くなる。
そのため以前から注目されていたが、何しろハードディスクと比較して、容量
当たりの単価が高いため、なかなか使用に踏み切れない部分があった。そんな
SSDだが、最近だいぶん価格が下がって来て、500GBほどの容量のモノ
が、6000円~7000円ぐらいで買える様になった。WindowsOS
と少しのソフトだけで使うCドライブだけなら、4000円ほどの250GB
のモノで十分だ。しかしそんなSSDも良い事ばかりではなく、前述のように
寿命があるのが欠点だ。ハードディスクの様に、ある日突然クラッシュをして
しまうようなことは無いようだが、その内データーの出し入れが出来なくなり
ご臨終になってしまうと言う。そのため、SSDとセットで概略の残り時間を
算出するソフトが付属している商品がある。計算の根拠は、SSDの総書込量
を1日当たりの書き込み量で割った日数と言う事になる。この総書込量のこと
をTBWと言い、メーカーの保証値は40TB(テラバイト)から150TB
ほどだ。オヤジも4台のパソコンにSSDを搭載しており、メインのパソコン
のSSDは、TBW規格は150TBだ。データーによると1日11GBほど
書込みしている計算になり、残り容量は145TBほどだ。このままのペース
で使用すると36年ほど使える計算だが、それまではオヤジの寿命が持たない。
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