私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2013年1月

2013年1月24日 (木)

GPSが大はやり

最近GPSが大はやりだ。 カーナビは勿論の事、身近にはスマートホン等にも機能が

備わって来た様である。 我々アマチュア無線の世界もGPS機能を搭載した無線機が

たくさん出回って来た。 相手局や自局の位置が地図上に表れるシステムは面白い。

GPS(Global Positioning System)は、もともと米国が軍事目的として打ち上げた

30個ほどの衛星の内の数個を利用して、民間が位置測定出来る様にしたシステムで

あるが、その利用範囲は、これからも益々拡がって行く事だろう。

GPSは位置の測定だけではなく極めて精巧な時計機能が備わっていて、正確な時刻

を告げる事が出来るため、 時間設定が必要な機器にGPS受信機能が備わっていると

時計合わせの必要がなくなると言う訳だ。

私は、最近アマチュア無線の仲間から写真の様なGPSロガーを頂いた。

少し大きめのUSBメモリーと間違えるほどの機器であるが、これがまた面白い。

USBで充電し、ポケットに入れて持ち運ぶと、後から自分が移動した軌跡が地図上に

表示される。 ARDFの競技の後などに見ると、どの様な経路で探索したか一目瞭然

に判る優れものグッズだ。  ただしGPS搭載の無線機も同様だが、あまり自分の位置

が判りすぎると、ミサイルがピンポイント攻撃して来るかも知れないので要注意である。

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2013年1月19日 (土)

送受信遅延装置の製作

受信用プリアンプに続いて送受信の遅延装置の製作に取り掛かった。

遅延装置の理屈は、プリアンプのリレー回路が完全に送信状態に切り替わった後に

送信機から電波が発射され、逆に送信電波が完全に停止してからプリアンプを受信

状態に切り替える、と言うものである。 つまり、プリアンプのリレーの切り替え動作と

送信電波を入り切りするタイミングをわずかだけズラす為の回路だ。

そうする事により、プリアンプ心臓部の半導体を破損から守るのが目的である。

勿論、送受信時にはプリアンプのリレーの切り替えは行っているが、リレーには接点

が入るまで、また切れるまでにわずかなタイムラグがある為、完全にリレーの切り替え

が終っていない間に電波が発射されたり、停止されると命取りになるからである。

遅延装置用のケースは、昔何かに使用していた古いケースを流用し、穴開けと塗装

を仕直してコネクタ類やスイッチなどを取り付けた。

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回路は、普通のディレイ回路のプリント基板を改造して使用し、配線を進めて行った。

ズバリの部品では無いが、何でも捨てずに取っておくとこんな時に役に立つものだ。

結局購入したパーツはコネクタ類と、遅延装置とプリアンプ間をつなぐ電線ぐらいで

こちらの方は、プリアンプとは違って極めて安上がりに完成した。

試験の結果は良好。 うまくタイミングをズラしてプリアンプの送受信が出来ている。

今回の機器はどれくらいの効果が得られるのか、実際の運用が楽しみである。(完)

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2013年1月17日 (木)

受信プリアンプ製作記③

プリアンプの製作は、同軸ケーブルと電源の配線を行い終了した。

早速プリアンプをアンテナとトランシーバーの間に取り付けて試験を行ったところ受信

状態は向上しており、入感する信号が今まで以上に増幅されているのが判る。

信号の強さを表すSメーターの値もプリアンプを取り付けていない時と比べると明らか

に多く振れているのが確認出来た。 これでひとまず完成である。

但し、プリアンプは信号も増幅するかわりに、同じ様に周辺のノイズも増幅してしまう。

せっかく増幅された信号が、同じ様に増幅されたノイズにかき消されてしまって聞こえ

なくなるのでは意味がないが、この辺のところは実戦で確認するしかない。

移動運用などで、実際に遠距離通信をするのが待ち遠しくなった。

一応プリアンプの完成は見たものの、私の中で1つだけ心配な事があった。

もしも同軸リレーの切り替えタイミングが遅れた場合、送信電波がプリアンプユニット

内のガリウム砒素半導体を破損させてしまうのではないかと言う事だ。

このユニットは結構高価なものだけに、一瞬で破損する事だけは何としても避けたい。

そこでこの際、送受信のタイミングを調整する為の遅延回路も製作しようと思い、早速

設計に取り掛かった次第である。

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2013年1月16日 (水)

受信プリアンプ製作記②

プリアンプ回路の組み立てには、同軸リレーの他に接続用コネクタが幾つか必要に

なる。 電波は接続するコネクタで減衰する性質があるので、出来る事なら減衰率の

低い良質のモノを使用した方が良い。 銀メッキ処理がされた様な高級品は結構高い

ので、先日大阪日本橋を歩き回り安価な店を探して買い求めて来た。

回路を組み込む為のケースは、随分以前に春日井アマチュア無線クラブのOMさん

に頂いた日本アンテナ製のテレビブースター用のケースを利用した。 これまで利用

する事が何も無かったが、捨てずに大事に持っておくとこんな時に役に立つ。

同軸ケーブルの配線を考えて部品を取り付けて行った。 部品の大きさと組み込み用

のケースの寸法が決まっているので部品配置が難しかったが、取り付けが終われば

ほとんど完成した様なものだ。  残すは同軸ケーブルと電源回路の配線だ。

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2013年1月15日 (火)

受信プリアンプ製作記①

受信用プリアンプ装置自体の仕組みは、一口で言うと「切り替え器」である。

プリアンプはアンテナとトランシーバーの間に取り付けて使用するが、受信時の微弱

電波を増幅するのが目的なので、送信時には必要としない。  逆に送信電波の通り

道にプリアンプの回路があると電波の送出を邪魔するだけではなく、機器を破損させ

てしまう事にもなってしまう。 そこで受信時にはプリアンプを通って増幅された電波を

受信機に送り込み、送信時には送信機からの電波をプリアンプを通さないで、スルー

させてアンテナに送り込む為の切り替え器が必要になってくる訳である。

ここでポイントとなるのは切り替えに使用するリレーだ。  電気を切り替えるリレーは

市販品も多いが、電波を切り替える為のリレーは特殊品なのでメーカーも少ない。

先ずは製作にあたり、このリレー(高周波リレー又は同軸リレーと言う)を探す事から

始めた。 ホームページで検索したところ、現在国内では東洋通商と言うメーカーの物

しかなく、しかも特注品が主なので在庫している種類も少なかったが秋葉原の専門店

で、使用出来る同軸リレーを何とか見つける事が出来た。 さすがは秋葉原だ。

1月12日(土)、3連休の初日にリレーが到着したので早速組み立てに入った。

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2013年1月14日 (月)

機器の自作始めるぞ~

新しい年2013年もいつの間にか七草が過ぎ十日戎も終わり今日は成人式だ。

本当に月日が経つのは速いものである。

これから段々と日も長くなって行くが、まだまだ夜は長くて外は寒い日が続く。 

こんな時には無線機の改造や自作パソコンの組み立てなどが最適だと思うが最近は

工具類や半田ゴテを振るう時間がめっきり少なくなってしまっている。

私がアマチュア無線を始めた頃は、まだメーカー製の無線機は少なく高嶺の花だった

ために、仕方なく少ない小遣い銭を貯めては送受信機などを自作したものであった。

ところが最近、無線関係の友人から高級な受信プリアンプのパーツを譲り受けた。

プリアンプは、微弱な受信電波を増幅して浮き上がらせるので、信号が弱い遠距離の

通信には欠かせない機器である。  ガリウム砒素と言う素材の半導体が使用された

高級品のため、このまま眠らせておくのはもったいない。

但し、このガリウム砒素のユニット単体では何の役にも立たないために実際にこれを

送受信に使用するための周辺機器が必要になる。 そこで運用に使用する為の機器

の組み立てを久々にやってやろうと思い立ち、早速準備に入った。

今回からしばらくこの製作記でお付き合い頂きたいと思っている無線オヤジである。

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2013年1月 8日 (火)

年に一度の日本橋

2013年の仕事始めは1月7日(月)からだ。

毎年仕事始めの日は朝1番で社長の挨拶があるので、在宅勤務する様になってからも

年始は前もって大阪に移動しておき、初出の日は朝から事務所に入る事にしている。

そんな訳で毎年この時を利用して大阪日本橋(電気街)の探索をする様になった。

正月休みの最後で人出も多いが、福袋や特売などがあるので結構面白い事も多い。

茨木市駅からは阪急電車の相互乗り入れで、地下鉄堺筋線の恵美須町まで1本で行く

のでとても便利だ。  しかしながら本来の主目的であるアマチュア無線関係のショップが

年々姿を消しているのが寂しい限りだ。  替わって秋葉原同様「萌え」系のメイド喫茶や

フィギュアにゲーム関係、中古下着販売やH関係の店が極めて多くなってしまった。

アマチュア無線を始めた頃、日本橋に来ると何でも揃ったと言う時代が懐かしい。

パソコン関係はドンドン新しい性能に変わって行っているので興味はあっても、今すぐに

必要なモノは特に無いので見るだけだ。 これが本当の「Windows」ショッピングである。 

面白いモノは幾つかあったが、どうしても重い目をして下げて帰るのを躊躇してしまう。

結局、工作用のトランジスタやコネクタなど、小物類を買っただけで日本橋を後にした。

年に一度の日本橋ではあるが、情報収集と言う意味では大いに参考になった。

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2013年1月 7日 (月)

ローソン駐車場の奇跡

新年明けましておめでとうございます。

2013年も無線オヤジのブログをどうぞ宜しくお願い致します。

  

年が変わったと思ったら、早いものでもう1月7日である。

今年は元旦から徳島県地方は穏やかな晴れの天気が続き、良いお正月になった。

年末は雨の日が多かっただけに、休みの前半は家に居る事が多く窓から外を眺める

事も多かったが、相変わらず向かいのローソンは繁盛していた。

例によって、1日の内に駐車場から車が居なくなる事がほぼ無いと言った状況だ。

車が居なくなり掛けたと思うと、次々に新しい車がやって来る様な状態が続くのである。

そんな繁盛店ではあるが年末のある日駐車場から車が全て居なくなる一瞬があった。

こんな事がブログのネタになるほど、これは奇跡に近い出来事である。

思わず、カメラのシャッターを切ったが、次の瞬間にはもうファインダーの中には一台

の車が飛び込んで来た。 こんな繁盛店の経営は本当に笑いが止まらないだろう。

今年はこんなお店にあやかって、景気回復の良い年になればと願っている。 

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