私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年2月

2012年2月29日 (水)

バス移動と季節の色

徳島と大阪の間をバスで移動するようになってもう随分になる。

この間、バスの車窓から刻々と移りゆく季節の変化を見つめて来たが、時季によって

道中の風情は全くその姿を変える。 鳴門海峡の海の色、淡路島の木々の色相いや

神戸の街並み、海に沈む夕日など、例を挙げればキリがない。

季節によって日の長さが違うので、同じ時刻のバスに乗っても景色の感じは変わる。

それに天候が加われば車窓からの眺めは2つと同じモノは無いと言ってもよいだろう。

行きは、鳴門海峡から淡路島に掛けての自然を楽しみ、帰りは神戸の夜景が美しい。

私は、毎回神戸の夜景を楽しみにしている。 夏は太陽が沈みきっていない事がある

ので、季節的には冬間の方が良い。 港に停泊する船の種類や数によっても色を変え

る光の輝きはまさに100万ドルだ。 神戸の工業地帯の海に沈む夕日も綺麗だ。

どうして絵になるのか不思議であるが思わず車窓からシャッターを切ってしまった。

しかし、この美しい夜景は明石海峡大橋を渡って緑色のイルミネーションに照らされた

淡路ハイウエイオアシスの大観覧車を過ぎるとお終いになる。

あとは暗黒の淡路島をひたすら走るだけになってしまうのは寂しい限りである。

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2012年2月23日 (木)

大阪で本場の火鍋

大阪で親しい友人と食事をした。地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅の1番出口を出て徒歩

3分ほどの商店街脇にある「小肥羊」と言う本場中国の「火鍋」専門店である。

小肥羊は中国語で「シャオフェイヤン」と呼ばれ中国内蒙古の飲食企業の大阪店だ。

日本では2006年ぐらいから東京を中心にフランチャイズを展開し現在迄に心斎橋店

を含め全国に8店舗ほどある。日本での知名度はまだ低いが中国では有名な火鍋の

専門店だと聞いている。 私は以前中国出張の時に、北京で「重慶火鍋」と言うモノを

食べた事があり、まさに口から火を吐く様な辛い印象が記憶の片隅に残っていた。

一般的に火鍋は激辛の紅湯(赤スープ)と、普通の白湯(白スープ)が、中央で2つに

分かれた鍋に別々に入っており、好みのスープに好みの肉や野菜を入れて食べる。

肉は店の名前のとおり羊肉(ヤンロー)が一般的だが日本は豚肉も牛肉もある様だ。

店のスタッフは、日本語は話せるもののどこかぎこちない喋り方の中国人が多い。

味の方は私の心配をよそに、赤の麻辣湯も白の白湯もとても美味しかった。 

正直この味を日本で出すのは難しいだろう。 本場のスパイスがよく効いていて辛さの

中にも旨みがある。 麻辣湯と言うだけあって「山椒」がよく効いて舌先が痺れる。

麻婆豆腐もそうだが、麻とは痺れると言う意味で山椒が入っていなくてはならない。

しかるに日本の麻婆豆腐は唐辛子だけで山椒が入っていない様な店が多い。

この辺が、本場中国の中華料理と日本の中華料理の違いであると私は思っている。

いずれにしても、大阪で本場の火鍋を食べる事が出来たのは本当に幸せである。

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2012年2月21日 (火)

平凡な幸せ

速いもので、あの悪夢の様な出来事の始まりから1年を迎えようとしている。

行きは良い良い帰りは怖いと言う歌があるが、まさにその通りの出来事だった。

散歩中に総胆管で石が動き疝痛で動けなくなってタクシーで帰宅した夜を思い出す。

悪夢はそこから始まった。 その時の私は以後数ヶ月に及ぶ闘病生活を送る事になる

どころか1つ間違えばこの世に居なくなる事になっていたなど夢にも思わなかった。

人間は、過去の記憶を単に出来事としてだけで頭の中には留めていない。

気温、湿度、肌に感じる風や季節のニオイなどの情報と共に総合的に捉えている。

何気なく感じた季節感の中に、ふと去年と同じモノを感じ、記憶が増感して蘇った。

石を取った迄は良かったが、その影響で感染症に罹ったのは大変な「おまけ」だった。

グリコのおまけなら孫にも上げられるが、こんなおまけは本当にもうゴメンである。

あれから1年、思えば元気になったものだ。  定期検診でも毎回の様に値がよくなって

行っているので、検診の間隔も延びた。 健康とは本当に有り難いモノである。

今、私は去年とは違う生活を送っているが平凡な生活が本当に幸せと感じている。

  

2012年2月20日 (月)

ARDFに参加して

徳島のアマチュア無線仲間の誘いで昨日ARDFの練習競技会に初参戦した。

ARDFとは Amateur Radio Direction Finding の略で、直訳ではアマチュア無線での

方向探知と言う事になる。 森の中に400mほどの距離を隔ててうまく隠してある5つの

送信機(発信装置)を制限時間内に出来るだけ速く見付けてゴールすると言うものだ。

競技中送信機からは信号が1分間隔で順番に繰り返し発射される様に設定されている。

競技者は地図と各自のアイデアを駆使した受信機を手にフィールドを駆けめぐりこれら

の送信機を探し出すと言う競技で、オリエンテーリングの無線版と言ったところである。

この様な競技がある事は知っていたが、40数年ハムをやって来た中での初体験であり

正直出来るかどうか少し不安な部分はあったが、元気になった事でもあり挑戦して見た。 

競技の場所によれば、アップダウンもかなりあって走り回ると結構よい運動になる。

時間に制限があるところは、ゴルフのラウンドよりもずっと過酷と言えるかも知れない。

何よりも電波は1ヶ所で1分間しか発射されないので、発信源の特定は極めて難しい。

特に山がある場合は電波が反射して本当の方角が判らなくなってしまう事がある。

また、実際に発信源に近付くとアンテナを外しても信号が受信出来る様になるので減衰

させる為の装置が必要になる。 競技者は無線用の受信機ではなく専用の電波探知機

のみで参加している人がほとんどだ。アンテナのエレメントはメジャーを利用して木の枝

などに引っ掛かっても折れない様にうまく工夫されている。

今回の競技時間は2時間だったが、オヤジの記録はタイムアップ寸前の1時間57分で

帰還、見付けた送信機は4個であった。  順位は別にして初めてにしては良くできたほう

ではないかと思っているが、近くまで行っていたのに橋の下に隠されていた1個を見付け

られなかったのは悔しい。 この年になって、この競技にハマッてしまいそうな気がする。

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2012年2月18日 (土)

便利グッズ今昔

少し前まで大活躍した便利グッズが最近トント使われなくなって泣いている。

中国出張の時などに重宝した「モデムセーバー」と言われる器具である。

最近、中国のホテルでのインターネット接続は日本などと比べるとそのスピードは遅い

ものの、ほとんどがLAN回線による接続になっている。 しかしまだ数年前までは接続

の主流は電話回線を利用した「モデム」接続であった事は出張者たちの記憶に新しい。

しかし中国でモデム接続をしていた時代に電話回線がまともに一発でつながる事など

ほとんど無かった。何故なら中国では電話回線とモジュラープラグの接続がルールに

従わず、勝手気ままにされていたからである。 接続が違ったらつながる訳がない。

そんな時に大活躍したのが「モデムセーバー」であった。 プラグの内外の接続を反転

させたり、極性を合わせたり、パソコンを壊す異常電圧を監視したりとそれは重宝した。

これが無かったら、あの頃の中国ではパソコンはタダの重たい箱になっていただろう。 

最近LAN回線が普及して来たと言えどもそこは中国、LAN回線でのトラブルも多い。

まずホテルに用意されているLANケーブルは固定用の爪が折れているか断線をして

いると思った方がよい。 このケーブルは絶対に日本から持参する事をお薦めする。

さらにひどい場合は絨毯の下や壁の中での断線がある。私も何回か中国で電気工事

の小父さんをして復旧させたものである。 そんな時に活躍するのがLANテスターだ。

ケーブルの断線を瞬時にチェックしてくれる。 最近はこちらを持参して出張している。

時代の流れと共に、中国で活躍するグッズも新旧交代である。

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2012年2月15日 (水)

時計の電池交換

今日は1つ腕時計の電池を交換してみよう。

機械いじりが好きな私は、何年かに数回有るか無いかの電池交換のため、安物では

あるが、時計用の工具と予備の電池は日頃から用意して備えている。

それでも最近は親戚や友人からの依頼で交換する件数はそこそこ増えて来た。

まず、時計をさわる時は、細かいパーツが無くならない様にプラバットなどを用意して

その中で作業するのがポイントである。

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① 裏蓋を取り外しやすくする為に、時計ベルトのピンを抜いてベルトを切ってしまう。

② 次に時計を専用の樹脂製の万力に挟んで固定し、安定させる。

③ 次に裏蓋を開けるが、この時計の場合はネジ式の裏蓋なので専用工具を使う。

④ 裏蓋の周りの凹に工具の3点の爪を調整して合わせ、回転させれば裏蓋は開く。

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⑤ 裏蓋を開けたら電池が見えるのでピンセットで取り出し、電池の番号を確認する。

⑥ 外国の電池の場合もあるが、互換表があるので規格はすぐに確認出来る。

⑦ ストックしている電池の中から規格に合うモノを選んでセットすれば完了である。

⑧ あとは取り外した時と逆に裏蓋を取り付け、ベルトをつないだら出来上がりだ。

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電池はネット通販で買えば極めて安く1個50円~100円ほどで買う事が出来る。

簡単なので皆さんも挑戦してみては如何だろうか?

  

2012年2月14日 (火)

無線のコンテスト

アマチュア無線の世界にもコンテストと称するモノがある。

コンテストと言っても、素晴らしい無線機やアンテナを自慢して競い合うモノではない。

決められた時間内に、出来るだけ多くの局と交信してポイントを競う大会の事である。

コンテストの種類は多くて、一地方の大会から全国、全世界の規模に至るまでたくさん

のコンテストが年間行事で開催される。  部門は個人部門もあれば、クラブ組織で競う

団体部門もある。 大体のコンテストは昼夜を通して行われる事が多く高得点を得る為

には夜寝ている暇は無い。 また、普段マイクを握らない局もコンテストには参加する事

が多いので、世界の珍しい局と空で出会う事があるのも楽しみの1つになっている。

得点の審査は提出された業務日誌(ログ)を審査して行われる。嘘の交信記録で得点

を稼ごうとしても、そうは問屋が下ろさない。交信は相手が無くては成立しないモノなの

で、相手方が提出した業務日誌と照合したらすぐに判ると言う仕組みである。

私も、若い頃は所属する「春日井アマチュア無線クラブ」で、よく団体部門に参加した。

クラブの場合は皆が協力しあってロケーションの良い近郊の山などに移動して運用を

する事が多いので、クラブ員達ともよく寝食を共にしたものである。

昔の我がクラブは数々のコンテストで優秀な成績を上げたが、最近は少し精彩を欠く。

写真は、私がコンテストの電信部門で運用している時のモノであるが、これがクラブの

QSLカード(交信証明書)になった。 このカードが交信した無線局のもとに送られる。

私にとってはとても嬉しく懐かしい記念のQSLカードである。

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2012年2月12日 (日)

久々の大笑い

久々に喉チンコを見せて大笑いした。

皆さんバナナボートと言う歌をご存じだと思うがテレビでその替え歌を唄っていた。

「明石家さんま」さんだったと思うが、ごれが久々に私の笑いのツボに入ってしまった。

Come Mr.Tallyman tally me banana   Till  I come and me wanna go home と言う

歌詞であるが、「今夜は足りない借りねばならぬ」・「岩井さんちのゴムホース」と唄った。

その後の「痛てて」・「痛てて」・「痛てて」は私も子供の頃によく言っていたフレーズだが

「岩井さんちのゴムホース」には参ってしまった。その気になって聞いてみたらその様に

聞こえるのが不思議である。 ちなみにこの歌を5歳の孫に遊びながら教え込んでみた。

あとで娘から変な事を教えてと叱られた事は言うまでもない。 しかし時すでに遅しだ。

孫はしっかりと自分の持ち歌として唄い始めている。 祖父ちゃんの力を見たか!である。

まあ、目くじらを立てる様な、悪い言葉ではないから良いではないか...。

  

2012年2月11日 (土)

懐かしのグッズ

またまた懐かしいグッズが出て来た。 携帯電話(PHS)に取り付けて使用するカメラだ。

私は携帯電話が普及してから現在まで、もっぱらPHS携帯を愛用して来た。

その理由は料金が安い事に加えて、パソコン接続時のデータ転送速度が速いからだ。 

街中で使用するだけなら不便も感じず、逆に地下鉄の乗り場などでも通話が出来る事

はメリットであった。 しかし、利用者が少なく何回も電話会社の存続が危ぶまれる様な

事態に遭遇しながら現在まで来ている。 その私が、携帯電話にカメラ機能が付く以前

に買った「おもちゃ」である。 何年頃かは定かではないが、まだほとんどの携帯電話に

カメラ機能は搭載されていなかった時代のモノである。 当然ながら画像自体の解像度

も低くて、携帯電話の待ち受け画面の壁紙に使うぐらいの画像しか撮れなかった。

しかも、カメラ自体が脱着式で、普段はキーホルダの様に携帯電話にぶら下げていた。

イザという時でも、なかなかカメラをセットし辛かった事を覚えている。

それに比べたら短期間で、もの凄い進歩を遂げたものである。今やデジカメより優れた

解像度を持ったカメラ搭載の携帯電話は当たり前になってしまっている。

しかし、写真を撮るのにカメラを向けないで電話器を向けている姿は、私らの年代の者

から見たら少し違和感がある。 世の中本当に変わったと感じる1つの現象である。

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2012年2月 9日 (木)

中華の中華の不思議

私はタバコは吸わないが、中国タバコ事情には少々興味がある。

種類の多さは言う迄もないが、吸い方の習慣や販売価格などが日本と異なるからだ。

特に「中華」と言うタバコは実に不思議なタバコであり、日本では理解し難い面が多い。

種類は、「中華5000」(記念用ハードケース) ・ 「中華(硬)」(輸出用ハードケース) ・

「中華(硬)」(国内用ハードケース)・「中華(軟)」(国内用ソフトケース) などがあるが

全てにおいて値段が違い、国内用の「軟」が一番高いのも不思議なところだ。

日本の場合、タバコは何処で買っても同じ値段であるが、中国の場合は違うのである。

タバコの値段がいくらになったら貴方はタバコをやめますか? と言う様な話があるが

この中華と言うタバコは国内用の「軟」で一般的に40人民元~60人民元で販売され

ている。 1人民元を12.5円で計算すると1箱500円~750円ほどになる計算だ。

更に同じモノをホテルなどで買うと1箱80~90人民元ぐらいになると言う。

この値段ならまだ止める人はいないかも知れないが、一般のタバコが5~6人民元で

販売されている事から考えると異常なタバコとしか言い様がない。

中国人のタバコの吸い方の習慣に、商談時や宴席で相手に異常にタバコを勧める事

がある。 相手にあげる時、遠くにいる人には投げて渡すのも日本には無い習慣だ。

この様な習慣から高級なタバコを惜しげもなく提供すると言う事が中国人富裕層達の

1つのステータスになっている様であり、その点から考えると「中華」の「中華」の異常

なる価格も、うなづける部分がある。

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