平凡な幸せ
速いもので、あの悪夢の様な出来事の始まりから1年を迎えようとしている。
行きは良い良い帰りは怖いと言う歌があるが、まさにその通りの出来事だった。
散歩中に総胆管で石が動き疝痛で動けなくなってタクシーで帰宅した夜を思い出す。
悪夢はそこから始まった。 その時の私は以後数ヶ月に及ぶ闘病生活を送る事になる
どころか1つ間違えばこの世に居なくなる事になっていたなど夢にも思わなかった。
人間は、過去の記憶を単に出来事としてだけで頭の中には留めていない。
気温、湿度、肌に感じる風や季節のニオイなどの情報と共に総合的に捉えている。
何気なく感じた季節感の中に、ふと去年と同じモノを感じ、記憶が増感して蘇った。
石を取った迄は良かったが、その影響で感染症に罹ったのは大変な「おまけ」だった。
グリコのおまけなら孫にも上げられるが、こんなおまけは本当にもうゴメンである。
あれから1年、思えば元気になったものだ。 定期検診でも毎回の様に値がよくなって
行っているので、検診の間隔も延びた。 健康とは本当に有り難いモノである。
今、私は去年とは違う生活を送っているが平凡な生活が本当に幸せと感じている。
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