ARDFに参加して
徳島のアマチュア無線仲間の誘いで昨日ARDFの練習競技会に初参戦した。
ARDFとは Amateur Radio Direction Finding の略で、直訳ではアマチュア無線での
方向探知と言う事になる。 森の中に400mほどの距離を隔ててうまく隠してある5つの
送信機(発信装置)を制限時間内に出来るだけ速く見付けてゴールすると言うものだ。
競技中送信機からは信号が1分間隔で順番に繰り返し発射される様に設定されている。
競技者は地図と各自のアイデアを駆使した受信機を手にフィールドを駆けめぐりこれら
の送信機を探し出すと言う競技で、オリエンテーリングの無線版と言ったところである。
この様な競技がある事は知っていたが、40数年ハムをやって来た中での初体験であり
正直出来るかどうか少し不安な部分はあったが、元気になった事でもあり挑戦して見た。
競技の場所によれば、アップダウンもかなりあって走り回ると結構よい運動になる。
時間に制限があるところは、ゴルフのラウンドよりもずっと過酷と言えるかも知れない。
何よりも電波は1ヶ所で1分間しか発射されないので、発信源の特定は極めて難しい。
特に山がある場合は電波が反射して本当の方角が判らなくなってしまう事がある。
また、実際に発信源に近付くとアンテナを外しても信号が受信出来る様になるので減衰
させる為の装置が必要になる。 競技者は無線用の受信機ではなく専用の電波探知機
のみで参加している人がほとんどだ。アンテナのエレメントはメジャーを利用して木の枝
などに引っ掛かっても折れない様にうまく工夫されている。
今回の競技時間は2時間だったが、オヤジの記録はタイムアップ寸前の1時間57分で
帰還、見付けた送信機は4個であった。 順位は別にして初めてにしては良くできたほう
ではないかと思っているが、近くまで行っていたのに橋の下に隠されていた1個を見付け
られなかったのは悔しい。 この年になって、この競技にハマッてしまいそうな気がする。
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