私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年1月

2012年1月31日 (火)

雪の福井に出張

先週、福井工場に出張した。 この時期の北陸と言えば古くから「雪」と「蟹」としたモノで

あるが、最近では地球温暖化の影響からか、ドカ雪が降る事はほとんど無くなった。

昭和38年と56年の豪雪以来、福井では「豪雪」と語られる様な雪は記録していない。

私も平成になる少し前に福井に来て十数年をこの地で過ごしたが来たすぐの頃はまだ

太股ぐらいまで埋まる様な雪が降っていた記憶がある。 毎年少なくなって行っている。 

特に工場がある、蟹と東尋坊で有名な「三国町」は、福井でも雪の少ない地域に入る。

荷物積載用のパレットが隠れてしまうほど降ったら、結構降った部類に入るほどである。

日本海側の雪は、西高東低の気圧配置になった上に大陸からの寒気が能登半島以南

まで下りて来る、と言う2つの気象条件が重なるとひどくなると言う話しを聞いている。

今回は運悪くこの2つの条件が重なると言う天気予報の中での出張である。

幸い工場に到着時の天気は晴れ、積雪も無い。  ソーラパネルの写真を撮影する余裕

もあったが、やはり北陸の天気は怖い。 すぐ急変して前が見えないほどの雪になった。

しかしこの辺が豪雪にならない理由か、降雪は長くは続かず息をつく時間が出来る。

この間に積もった雪はとける、と言うパターンの繰り返しになっている。

お陰で翌朝の積雪もわずかであり、久々の雪道運転の通勤にも支障がなくて良かった。

ただ帰りサンダーバードの車窓からの景色は三国とは違ってやはり雪国福井であった。

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2012年1月30日 (月)

太陽光発電システム

昨年末、私が勤める会社の福井工場に太陽光発電システムが設置された。

震災以降、「省エネ」と言う事が更にクローズアップされ工場として少しでも早く実現を

させたいと言う事から設置が決まった。 また、パネルの中に自社の製品が使われて

いる事も実施に拍車が掛かった要因の1つになっている。

工場の南側の堤(土手)部分、もともとカイヅカイブキや桜の木が植えられていた場所

を整地し、45度の角度で建てた金属製の基台に載せられたソーラパネルは壮観だ。

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北陸と言う場所柄これだけの設備をしても平均の発電量は工場で使用する全電気量

には遙かに及ばない。 それでも日差しがある時の発電量は事務所の電気量ぐらいは

十分カバー出来る計算になる。 直流から交流に変換する機能と更に三相交流として

動力にも使用出来る設計になっている。 パネルとパネルの結線部分では直流電圧と

してかなりの高圧になるため、人に触れる事がない様に絶縁部もしっかりとしてある。

ただ残念ながら、この写真を撮影した直後に天候が一変し、雪が降り出した。

この時の発電量は0.6kw、チョット大き目のヘヤードライヤー使用で厳しい状態だ。

更にパネル全体が雪に覆われた時の発電量はとうとうゼロになってしまった。

このあたりの事象1つ見ても雪国のハンディを感じずにはいられない。

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2012年1月29日 (日)

QSLカードの話し

戸棚の整理をしていたら、アマチュア無線のQSLカードがたくさん出て来た。

QSLカードとは交信証明書の事で国内外を問わず初めて交信した無線局同士で交換

する葉書状のカードである。 無線局を開局しコールサイン(呼出符号)が決まると各自

地方色や特徴のあるQSLカードを作成する。 

私も、今までに2つのコールサインのカードを幾つかの印刷会社に頼んで作って貰った。

カードには、相手のコールサイン、交信日時、交信周波数、電波形式、通信の状態など

を記載する。 カードの送付は郵送の場合もあるが、毎日多数の局と交信した場合には

切手代がたまったモノでない。幸い社団法人日本アマチュア無線連盟の会員になれば

全国、全世界のアマチュア局にQSLカードを転送して貰えるので、まとめて連盟宛送付

する費用だけで済む。 私も一時期は月当たり数百枚のカードを発行した記憶がある。

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このQSLカードは珍しい局ほど送られて来るのが待ち遠しい。 特に普段なかなか交信

出来ない外国局の場合はなおさらである。 私が20代初めに交換したQSLカードだが

1つ1つが懐かしい思い出として蘇る。 イギリス、アメリカ、オーストリアや当時のソ連に

チェコスロバキアなどのカードもある。 写真のドイツの局ももうお爺さんになっただろう。

しかし、無線の免許を取って以来、まだアフリカの局とは一度も交信した事がない。

無線局自体が少ない地域だが、アフリカならずも今度海外と交信できるのはいつだろう。

やはり、アマチュア無線局である以上はDX(遠距離通信)がしたいと思うオヤジである。

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2012年1月25日 (水)

メーカー品の品質

ベランダの無線アンテナを見て驚いた。 アンテナと同軸ケーブルを固定する結束用の

バンドが何ヶ所か切れて落ちてしまっている。 残っているバンドを点検したところ少しの

力を加えただけで、手でもプチプチと切れるほど完全に樹脂劣化を起こしている。

この結束バンド、元々は電機設備関係のプロが配線の結束に使用していたが最近では

パソコン周りのケーブルの結束や、ガーデニング等でも使用され、百円ショップなどでも

よく見掛ける様になった。  素材はPA66(66ナイロン)のモノが中心で寸法は数センチ

のモノから数十センチのモノまで多種に渡る。 米国などでは手錠の代わりとして使われ

ているほど切れにくいのが特徴だ。  屋内仕様はナイロン素材そのままの乳白色であり

屋外仕様としては「紫外線吸収剤」が添加された黒色の耐候グレードが一般的である。

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実は今回切れた結束バンドは家内がホームセンターで買って来た安物だった。

たぶん、再生品の樹脂を使用して黒色に着色しただけの「まがい物」だったのだろう。

元々、結束バンドには「インシュロック」と言う結束バンドの代名詞になるほどの名前が

ある。 しかし正確に言えば、この「インシュロック」と言う名前はグローバル企業である

ヘラマンタイトン社の登録商標であり、当社品の結束バンド以外にはこの名前を付ける

事は出来ないのである。 やはり代名詞になる様な製品品質には素晴らしいモノがあり

それをメーカー品と呼ぶのだろう。 弊社もそんな代名詞になる様な品質を目指したい。

なお、私のアンテナの結束バンドを直ぐさま「インシュロック」に替えたのは言う迄もない。

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2012年1月22日 (日)

のど飴の食べ過ぎ

貴方の風邪は何処から? と言うコマーシャルがあるがズバリ私の場合は喉からだ。

それなら「銀」のベンザブロックと行きたいところだが、そう言うままに買っていられない。

それよりも何よりも、一旦喉が痛くなってからの風邪薬はほとんど効かない様に思う。

過去の例から見ても、喉から入らなかった時の風邪はそれほどひどくならなかった反面

喉から入った時の風邪は重症化している。これは子供の頃から気管支が弱かった体質

が大人になってもまだ残っているからだと思われる。

そんな訳で冬間私は風邪の予防薬として喉スプレーと、のど飴は手放した事が無い。

特に出張でホテルに泊まった時などは暖房で喉がやられるので絶対に必需品となる。

のど飴はお菓子にもあるが、やはり医薬品扱いのモノでないと肝心な時には効かない。

また、シュガーレスでないと糖分の摂り過ぎになってしまう事があるので、宣伝ではない

が私は「浅田飴」を愛用している。 昨年末、中国出張に出掛ける時にカバンに入れるの

を忘れ、関空の売店で¥1000円近くも出して高価な「浅田飴」を買った事がある。

少しもったいない気もしたが、無ければ風邪を引いたかも知れないと思うと安いモノだ。

しかし、私は1冬でこの飴を4~5缶ぐらい食べている計算になるが、幾ら何でもこれは

少し食べすぎだと思わないでもない。

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2012年1月21日 (土)

韓のおしり

私はあまり飲食店関係のブログは書いていないが今回はお店を1つ紹介したい。

地下鉄御堂筋線の西中島南方駅近くにある「韓のおしり」と言う韓国料理のお店だ。 

日本人好みの味にアレンジした辛くない韓国料理を提供するお店なので本場のヒリヒリ

韓国料理がお好みの方にはあまりお薦め出来ないが、辛いのが苦手と言う方や女性陣

には人気のあるお店だ。 (勿論、辛さは調節して貰えるが定番品の辛さレベルは低い)

この店は一応フランチャイズ店だが、まだ全国的にも店舗数は少なく大阪府下に5店舗

滋賀県の草津に2店舗の他は東京秋葉原と群馬県の前橋に1店舗ずつしか無い。

今まさに全国展開中の飲食チェンの1つである。  私は一昨年の12月から通い始めて

現在ではプレミアム会員になってしまい「裏メニュー」なるモノを頂戴出来る様になった。

チョレギサダや海鮮ちぢみ、トッポギやキムパップ(韓国海苔巻き)なども皆美味しい。

料金もリーズナブルで本場の生マッコリやチャミスル、JINRO 等の韓国酒も数多く用意

されているので小宴会にもうってつけのお店である。

なお、「おしり」と言う名前の由来は、ハングルで神様など高貴な方が来られると言う意味

から「いらっしゃい」と言う歓迎のことばになる様だ。

なおこの韓のおしり西中島店のスタッフには韓国の方は一人もいなくて純日本人だけで

お店をやられていると言うのがまた不思議で面白いところである。 

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2012年1月20日 (金)

二酸化塩素の力

昨年末から正月に掛けて孫と次女が相次いでマイコプラズマ肺炎に罹った。

子供からの感染はひどくなると聞いていたが娘は数日間の入院治療が必要になった。

この手の感染症は60歳以上の罹患率は低くインフルエンザ予防接種を受けに行った

時も、そこでのインフルエンザ患者には60歳以上の者はまだいないと言う話を聞いた。

それでも貴方は¥3000 を出して注射しますか?と商売気のない事を言われたほどだ。

しかしながら、絶対に罹らないと言う保証は無い。 昨年の長期入院で有給休暇を使い

果たしているオヤジにとっては、感染して倒れてしまう訳にはいかない。

そんな時にテレビで1つのコマーシャルを見た。ラッパのマークの正露丸でおなじみの

大幸薬品から新発売された「クレベリン」と言う薬品だ。 

芳香剤の様に部屋に置いておくだけで殺菌成分の「二酸化塩素」が部屋に充満し菌や

ウィルス・カビなどを除去すると言うモノである。 私は早速買って試して見る事にした。

最初液体の入ったボトルに附属の顆粒状の粉末を入れると15分ぐらいでゲル化する。

これを部屋に置いておくだけで効果があると言う。 最近話題のプラズマクラスターなど

と同じ様に発生する成分が菌やウィルスを包み込んで消滅させると言う仕組みである。

成分の二酸化塩素は水道水の処理や、食品添加用としては小麦粉の漂白などに使わ

れている酸化殺菌作用の強い成分で、効果が期待出来そうな新特許製品だ。

この薬品の効果が有ったかどうかについては、また改めてレポートさせて頂きたい。

ただ効能の中に菌・ウィルスの他にニオイの除去も謳っているがこの薬品を使用する

事で、逆に部屋に塩素臭が漂うのはマイナスポイントの様だ。

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2012年1月16日 (月)

中国ホテル事情②

現在でも中国では生水は飲まない方が良いとされている。

中国の水道水は日本と同じ様に一応塩素による殺菌はされている様で昔の台湾などと

違ってアメーバーや細菌などによる影響は少ないと聞いている。

ただし、硬度が極めて高いので軟水に慣れている日本人が飲んだ場合にはお腹の調子

が悪くなる人が多いと言う事で、あまり飲まない様に薦めている様である。

中国でもミネラルウォーターが普及しており、ホテルの部屋にも500mlのペットボトルが

2本ずつ無料で提供されている。 ボトルの首には無料で提供する旨のメッセージを記載

した札が掛かっているが、注意しなくてはいけないのは、そのボトルの周辺には菓子類や

即席麺、時には下着やトランプまで置いてある事があり、知らない人はこれらのすべてが

アメニティグッズと同じ様に無料だと思ってしまう事である。 無料なのは水だけてある。

明らかに間違ってくれれば儲けモノと言う意図がみえみえの置き方をしたホテルもあって

タチが悪いがミニバーの酒さえも無料と思ってしまう宿泊客もいるので仕方が無いだろう。

但し、部屋に生もののフルーツが置いてある場合はウエルカムフルーツとして頂戴する事

にしているが、正直夕食が終わってホテルの部屋に帰ってからは食べる機会を逸する事

が多くてほとんどの場合は手を着けないままで帰る事になってしまっている。

もう少し、部屋のソファでゆっくり出来る様な出張がしたいと願っているオヤジである。

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2012年1月15日 (日)

中国ホテル事情①

中国出張では宿泊するホテルの選択は重要である。

私の場合、滞在中のホテルはほとんど中国のパートナー会社に予約をお願いしている。

低料金で良いホテルが取れた時などは次回も同じホテルを予約して貰うが初めて訪問

する地方のホテルなどの場合は当たり外れもあるので宿泊してみるまで判らない。

我々は特に贅沢なホテルは希望しないまでもパートナーは日本人が宿泊すると言う事

で、その地方の中ではそこそこのセキュリティを備えたホテルを予約してくれる。

これが時たま、日本ではまず味わえない様な贅沢な宿泊になる事があるので楽しい。

特に、宿泊客が少ない時などは予約した料金のままで部屋をランクアップして貰える。

部屋が3つもあり、バス・トイレが2部屋に備わった様なホテルに当たった事もある。

家具・調度品は豪華で、短時間の宿泊ではもったいないと思う事もしばしばである。

日本でも高級ホテルに宿泊すれば同じ事だと思うが、支払う料金が全然ちがう。

これで宿泊費は日本円で¥5000~¥6000ほどだ。 地方のホテルは本当に安い。

ただ、中国の物価から言えばホテル代は極めて高いモノになる計算だが、ホテル料金と

食事、もう1つは60人民元(約¥750)で足ツボから始まり1時間半掛けてのマッサージ

この3つは我々日本人が中国の地方部で「お値打ち料金で幸せだなあ~」と実感出来る

部分でもある。 余談だが1台のベッドに多い時で6つぐらい枕を積んである様なホテルに

宿泊する事があるが、私などは1つしか使用しないので本当に無駄な様な気がしている。

外人は、あのたくさんの枕をいったいどの様にして使うのか教えて欲しいモノである。

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2012年1月14日 (土)

阿波弁の話し③

今回は徳島以外でも使われるが、意味が違っている阿波弁について話してみたい。

それは大阪などでよく使われている「せこい」と言う言葉である。

大阪弁で言うところの「せこい」は、細かくてケチだと言う良くない意味で使われている。

特に金銭的な面で使われ、あの人の言う事する事は金に「せこい」などと使う様だ。

近くでありながら、意味が違うため正直迷惑しているのが阿波徳島の「せこい」である。

阿波弁の「せこい」は、病気や怪我で体がしんどい時や苦しい時に使う言葉なのだ。

風邪をひいて「せこい」ので会社を休みます。  と言う様に使うのだが、私も昔は県外で

この「せこい」を何気なく使用して、解釈の違いで変に誤解を受けた事を思い出す。

また、痛む事を「こわる」と言う。 昨日の夜は胃がこわって眠れんかったなどと使う。

更には腕の事を「やね」と言い「神経痛でやねがこわってせこいせこい」と言うのが阿波

のお年寄りの会話ではポピュラーなモノになっている。 方言とは本当面白いモノである。