阿波弁の話し③
今回は徳島以外でも使われるが、意味が違っている阿波弁について話してみたい。
それは大阪などでよく使われている「せこい」と言う言葉である。
大阪弁で言うところの「せこい」は、細かくてケチだと言う良くない意味で使われている。
特に金銭的な面で使われ、あの人の言う事する事は金に「せこい」などと使う様だ。
近くでありながら、意味が違うため正直迷惑しているのが阿波徳島の「せこい」である。
阿波弁の「せこい」は、病気や怪我で体がしんどい時や苦しい時に使う言葉なのだ。
風邪をひいて「せこい」ので会社を休みます。 と言う様に使うのだが、私も昔は県外で
この「せこい」を何気なく使用して、解釈の違いで変に誤解を受けた事を思い出す。
また、痛む事を「こわる」と言う。 昨日の夜は胃がこわって眠れんかったなどと使う。
更には腕の事を「やね」と言い「神経痛でやねがこわってせこいせこい」と言うのが阿波
のお年寄りの会話ではポピュラーなモノになっている。 方言とは本当面白いモノである。
コメント