私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年3月

2012年3月28日 (水)

北陸に春を感じて

久々に福井に出張した。  今年は新潟を中心とした日本海側は豪雪と呼ばれるほどの

雪が降ったが、私が勤務する会社の福井工場はこれと言った被害は出なかった。

これまで福井への出張は新大阪駅から朝の「サンダーバード」で向かっていたが、最近

在宅勤務の時以外はホテル暮らしであり何処で寝ても同じと言う事から終業後の時間

を利用して夜の間に福井に入る様にしている。 しかしながらこれが極めて寂しいのだ。

夜のサンダーバードは乗客も少ない上に、京都駅を過ぎて次の停車駅の敦賀駅からは

ほとんどが降りる人だけになるので武生、鯖江と次第に車内は寂しくなって行く。

窓からの景色も昼間と違って街の灯りが見える区間が少なく暗闇を走る時間帯が多い。

福井駅で一団が降りると、あとは金沢ぐらい迄行く人がチラホラと残るだけになる。

私は次の芦原温泉駅で下車するが、この駅がまたまた寂しい田舎駅なのである。

温泉駅と言えばネオン輝く駅を想像するが夜はいつでも終電が行った後の様な感じだ。

もともと少ない駅前商店街は早くから店を閉め、駅前に停まるタクシーも疎らである。

極端な話し、駅前の信号灯が一番輝いていると言っても過言ではない情景である。

しかし景色が見えない分、私はいつも匂いを感るのである。 今回の匂いは確実に北陸

に春を告げる懐かしく柔らかな匂いであった。 桜が咲くのももう間近だ。

 

2012年3月25日 (日)

記念局の運用

少し前になるが、JARL(日本アマチュア無線連盟)徳島県支部のメンバー達と一緒に

移動運用に参加した。 JARLが社団法人から一般社団法人に移行したのを記念して

全国で記念局が運用されているが徳島にもその役割分担が廻って来たためである。

当日は、朝から機材を積み込んだ車で徳島県名東郡佐那河内村の大川原高原と言う

高地まで向かった。 自宅から約1時間ほどの距離であるが標高は約1000mある。

県が風力発電に力を入れている地域で、山上にはたくさんの巨大風車が回っていた。

風車があると言う事はすなわち風が強い。  更に前日の冷え込みで夜から明け方に掛

けて雪が降ったので、到着した時には山上はまだ一面の雪景色でとても寒かった。

アンテナを上げて運用を開始したが、記念局の割には全く応答が無い。

コンディションは悪くない様だが、何故か調子がおかしい。 調べた結果V型アンテナに

電波が乗って行っていない事が判明し、すぐにダイポールアンテナに取り替える。

今度は大成功。 全国からのパイルアップで運用者はコーヒーを飲む暇も無くなった。

標高が高いので移動が好きな無線局が何人か個人運用をしている姿を見掛けた。

こんな寒いところでも発動発電機でお湯を沸かしインスタントラーメンを食べてコーヒー

を飲むと何故か美味い。 やはりこれが趣味の世界なのだろうと改めて感じた次第だ。

結局200局ほどと交信し、日没までに設備を撤収し各局と共に山を下りた。

山を下りる頃には南国の雪もだいぶ融け、ぐずついた天気もすっかり回復していた。 

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2012年3月21日 (水)

ローソンの奇跡

3月20日は、お彼岸の中日である。

暑さ寒さも彼岸まで、とよく言われるが徳島は意外に寒い朝だった。

ただ日の長さはだいぶ長くなって、日没が遅くなり夜が明けるのも早くなって来た。

いつも通り朝起きて自室の窓から何の気なしに外の景色を眺めた。

毎日見慣れた景色であるが、何かいつもと違う感じがした。

よく見ると向かいの「ローソン」の駐車場に車が1台も無い。

以前にもこの事は書いたと思うが、盆であろうが正月であろうが台風の最中でさえ車が

この駐車場から居なくなった事が無いのである。 さすがに夜中は...と思ったが何時

に見ても1台ぐらいは必ず泊まっている。 当然空になる時もあるとは思うが、今までに

私はその瞬間を見た事が無かった。 そんな繁盛店でも一瞬こんな隙間があったのだ。

私は思わずデジカメのシャッターを切った。 その1枚がこれである。

ただ、この時に写っている1台の白い車がこのあと直ぐに駐車場に入って来た。

お彼岸の中日、その後は1日中駐車場から車が無くなる瞬間は訪れなかった。

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2012年3月20日 (火)

怖かった東京

先週は久々に東京に出張した。

震災以後1年が経過したが、関東地方は相変わらず地震が多いことを実感した。

2泊3日の日程であったがその間に震度3程度の揺れに何回か遭遇した。

商談中にも有ったし、ホテルでも大きく揺れた。館内放送が有ったほどの揺れだったの

で思わず身構えた。 地震が発生した場合は、自分が置かれている環境を読み取って

ホテルなどでは屋根が落ちたり建物が倒壊する事は無いと思ってしまって揺れがこれ

以上ひどくなるのか、それとも治まるのかをどうしても待ってしまうところがある。

なかなか直ぐに避難すると言う行動は難しい事を改めて実感した様な次第である。

東京はイヤな事ばかりでなく、完成した東京スカイツリーを間近で見る事が出来た。

東京の至る所からスカイツリーが見えるが634mの高さはさほど高くは感じなかった。

しかし、浅草で間近に見た時はやはり東京タワーとは比べモノにならない高さだった。

東北地方と共に大変な1年であったが、スカイツリーの完成とともに明るい話題で花が

咲く様になってほしいと願っている。

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2012年3月18日 (日)

発病記念日

速いモノであれから1年が過ぎた。

東北地方太平洋沖地震、そして私の発病と2つの出来事があってからである。

昨年3月1日、総胆管の結石を取り除く為に入院していた徳島赤十字病院を退院した。

結石の影響による疝痛も無くなり3月9日には退院後検診を無事クリアし一応この疾病

による治療の終息が医師から伝えられた。安心をしたのも束の間3月11日地震と津波

が日本を襲う。 原材料確保と言うストレスを感じながら3月14日大阪本部に出社する。

取り除いたハズの石がまだ残っているような変な感触と、食欲不振に見舞われ、その日

から夜寝る頃になるとホテルで39度ぐらいの発熱があった。

熱は朝には下がったが、また寝る頃になると出る、と言うそんな繰り返しであった。

相変わらず食欲は無く3食とも何も口にしない日があった様に記憶している。

何とか1週間の大阪暮らしを終え3月18日に体調不良のまま徳島に帰って来たがその

後、6月の終わりまで長期に渡り闘病生活を送る事になった事はご承知のとおりである。

今思う事は、この頃に病院に行っていたら「敗血症」と言う重篤な病状になって死にかけ

る事もなかったと言う事である。 やはり長年の医者嫌いのツケが廻ったのだろう。

お陰様で今年は昨年とは違う体調の中で春を迎えた。 食事もビールも本当に美味い。

昨年失った春から夏にかけての季節感を今年は2倍楽しもうと思っているオヤジである。

2012年3月 9日 (金)

記憶媒体の進化

近年パソコンとその周辺機器の進歩にはめざましいモノがある。

特に記憶装置(メモリー)の進化は凄い。 私が初めてコンピュータなるモノに触れた頃

8インチの大きなフロッピーディスクに1MBも記憶出来ると大騒ぎしたのを覚えている。

それが今ではどうだろう! 64ビットOSのWindowsパソコンには標準で4GBのメモリ

が搭載される時代になった。 何と1MBフロッピー4000枚分の容量である。

それに伴って価格もドンドン下がり、ギガ当たり万円した価格が今や数百円になった。

ハードディスクやSDメモリカードも同様である。 但しパソコンの高速起動を目的にした

ハードディスクに代わる記憶装置のSSDはまだ高価で、ハードディスクの容量と同等の

SSDにはなかなか置き換えが出来ないでいる。しかし、この辺りの話しが遠い昔の事に

なるのは時間の問題ではないだろうか!!

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2012年3月 4日 (日)

名門会社の復活

無線機の名門メーカーである「八重洲無線」が社名を復活させた。

私がアマチュア無線を始めた頃に、トリオ(現ケンウッド)と業界を2分していた名門会社

は、諸事情により社名をバーテックス スタンダード社( Vertex Standard )、と変えて

いたが、本年1月1日より、再び「八重洲無線株式会社」に戻った。

長年親しんだ名門無線機メーカーの復活は、アマチュア無線家にとっても嬉しいものだ。

無線機メーカーは、それぞれに特色があり高い周波数が得意なメーカーもあればHF帯

が得意で、海外との交信に優れてる機器メーカーもある。 八重洲無線はどちらかと言う

と後者の方で、私も昔から同社の色々な機器に憧れたものである。

最初はF-50Bラインを購入、続いて世界に誇る名機FTDX-401を買った。

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長い間活躍し、世界中の多くの局と交信実績を作って先日ご臨終を迎えた機器である。

先日、ハムショップで八重洲無線の新しい機器のカタログを貰って帰って来た。

至れり尽くせりの素晴らしい機能を持った一生モノの機器であるが価格も半端でない。

こんな機械を購入して、再び世界の局と交信が出来るようになるのはいつの事だろう!

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