私の無線室

  • 28. AT-230
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2010年8月 1日 (日)

踊り本番を前に

8月に入った。

今、徳島の街は夏真っ盛りである。

連日30度を超える猛暑が続いているが、大阪の様なジメッとした体感ではなく南国特有の

ドライでストロングな「夏」である。 しかしながら川の街だけに夕方になれば水際公園から

の川風が心地よく吹いて、久しく忘れていた自然の涼を感じる事が出来る。

夜になれば街の至る処から鐘と太鼓のお囃子が聞こえて来る。 阿波踊りの練習である。

街は8月12日から4日間行われる阿波踊り本番を前にその練習にも熱が入って来た。

阿波踊りのチームの事を「連」(れん)と呼ぶが、この連には様々な連がある。

阿波踊り振興協会に所属する様な有名連から、企業連や学生連、地域の連などがあって

それぞれの練習風景は早ければ本番2ヶ月以上も前から市内のあちらこちで見掛ける。

私も子供の頃は父親の会社の連に始まり、学生連、企業連と毎年の様に踊って行った。

踊る阿呆に見る阿呆と言うが、今でも見る阿呆は阿波っ子には辛いモノがある。

昔の阿波踊りは街の至る所で自由に踊っていた記憶があるが、最近では桟敷と呼ばれる

市内に何ヶ所か設置される演舞場を中心とした場所でしか踊らなくなってしまった。

いつの間にか阿波踊りも「ショー化」してしまった様で個人的には少し寂しく感じている。

反面、観光客用にお囃子だけを提供し、自由に踊って貰うスポットや浴衣や衣装には関係

なく普段着のままで踊りに加わる事が出来る「にわか連」なども用意されている。

とにかく徳島をあげての一大イベントが間もなく始まろうとしている。

是非一度今年は徳島の夏と阿波踊りを体験しに、お越し頂きたいと願っている。

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