帰って来た味
最近、大塚製薬の「経口補水液」OS-1(オーエスワン)と言う名前をよく耳にする。
オーエスワンは電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液で、軽度から中度の
脱水症状に適した病者用食品と言う名目で薬局・薬店で販売されている。
夏の熱中症対策はもちろん、下痢・嘔吐・発熱を伴う脱水症状などにも効果的との事だ。
体液の成分に近いので、水などと違って水分が速やかに体内に吸収されるからである。
先日、ARDF競技に参加する時に家内が買って来たので初めて1本持って出掛けた。
森や林の中を走り回るARDFは、冬間でも競技中汗をかくので、飲料水は手放せない。
各自お気に入りの飲料水をホルダに入れ、腰などに吊り下げて競技に参加している。
やはり水とお茶が圧倒的に多いが、次いでポカリスエットやアクエリアスなどが多い。
競技中、最初の送信機を見つけたので一度吸水のためにOS-1を開けて飲んでみた。
「まずい!」、これが初OS-1の第一印象だった。 しかしこの味は何処かで味わった事の
ある懐かしい味でもあった。 そう、発売された時の「ポカリスエット」の味だったのである。
昭和55年に発売された当時のポカリスエットは、まずいドリンクとしてスタートした。
当初は今のOS-1同様、飲む点滴としてスタートしたのでまずくても良かったのである。
その後、販売拡大の為にジュース化させ、糖度を上げたので爆発的に売れ出して来たが
最初の味からは大きく変わってしまった。 この経緯を知っている人は意外に少ない。
昭和55年1月、本社で試飲が行われ「まずい!」とアンケート用紙に書いたドリンクが今
値段を大幅にアップさせ、薬局・薬店用飲料水に格上げされて巷に帰って来た。
しかし、正直ポカリスエットを水で薄めて飲んだら効果は同じだと思っているオヤジである。
確かにスポ-ツ飲料は最近国民は皆飲んでますな私はこの寒い冬でもポカリ飲んでまっせ、たしかにスポ-ツしなくても水分補給にはいいよ、後味がいいので、年寄は水分を多く取って尿の回数を増やす事がだいじであるよ、オロナミンよりポカリで某社儲かっとるな。
投稿: 多田 | 2014年2月 3日 (月) 16:35