私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2014年1月

2014年1月29日 (水)

ARDF競技とは③

ローカルルールは別にして、正式競技における送信機の設置規準が決められている。

スタート10分前に手渡される地図にはスタート地点を中心に半径750mの円が描かれ

ているが、送信機は通常この円内には隠さず、円の外に設置する事になっている。

また、5台の送信機はそれぞれ最低400m以上離して設置しなくてはいけない。

このルールを満たすと、かなり広範囲に送信機を隠す事になり、更には200mの高低差

が認められているので、競技場所の地形によってはかなり厳しいモノになってくる。 

設置する送信機には1番から5番まで番号が割り振られており、順番にモールス信号で

番号が発信される仕組みになっている。 信号は1番送信機から順番に1分ずつ発信が

バトンタッチして繰り返されて行く。 つまり1つの送信機の電波が止まると、次に同番号

の送信機の発信が始まるまでには4分間掛かる事になる訳である。 

競技者は電波が出ている1分の間に、如何にしてターゲットに近づけるかがポイントだ。

隠されている送信機に正確にたどり着く事が出来たら、送信機の近くには赤白に色分け

された番号標識と、探索をチェックする為のIC機器などが置かれている。 

苦しい探索も、この赤白の標識を見つけた時には何とも言えない爽快な気分になる。

探索を終えたら、後は地図を見ながらゴール地点まで向かう事になるが、競技によれば

ゴール地点が極めて遠く、かなりの時間を要する為、十分な残り時間が必要になる。

難しい競技ではあるが、この競技からしばらくは足が抜けそうも無いオヤジである。

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2014年1月28日 (火)

ARDF競技とは②

実際のARDF競技は、選手を幾つかの組に分け、組順に5分間隔でスタートして行く。

これはマラソンの様に大勢の競技者が一度にスタートすると、森林内の道路や設置して

ある送信機の周辺で競技者が団子状態になってしまい、極端な話し受信機を持たなくて

も、人を見て、また人に付いて行って送信機を見つける様な者が出て来るからである。

通常は1組当たり4~5名でスタートするので、探索技能により勝敗が決まる事になる。

スタート15分前にゼッケン番号の呼出が行われ、待機場所①の枠内に入場して行く。

スタート10分前になると待機場所①から待機場所②に進み、そこで初めて地図を貰う。

スタート5分前には、待機場所②からスタートラインに移動し、そこでスタートを待つ。

時計は正確な電波時計を用い、これに連動した音声スターターでスタートを切って行く。

スタートしてから100mほど行くと「受信開始地点」と書かれた標識がある。 

競技者はこの地点で初めて受信機のスイッチを入れる事が出来る。 事前に入れた事が

判明すると、その競技者は失格となる。 失格事項は色々あり、競技中に仲間同士で話し

をしたり、電波を発するトランシーバーや携帯の簡易GPS機能などを使用してもダメだ。 

純粋に地図と受信機のみを頼りに探索しなくてはならないのである。 

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2014年1月27日 (月)

ARDF競技とは①

オヤジがこの年になってハマッたARDFと言うモノについて改めて詳しく紹介してみたい。

ARDF競技を一言で言うなら、アマチュア無線界のオリエンテーリングである。

通常のオリエンテーリングは、森の中にある幾つかのチェックポイントを地図を頼りに探し

て行くだけの競技であるが、ARDFは受信機を用いて、森の中に隠した電波の発信源で

ある送信機を見つけて行く競技なのである。  一般的に森や林に隠す送信機の数は5台

ある。 競技者はこの5台の送信機を出来るだけ多く、また出来るだけ短時間で見つけて

地図で示したゴール地点に帰還すれば良い。 得点数は見つけた送信機の数が多い方

が高いが、同数の場合はスタートしてから帰還する迄の時間が短い方が上位になる。

競技時間は、競技する場所の地形や、送信機を隠す範囲などにより変わってくるが基本

は2時間だ。 競技時間内の移動距離は約7~8km、万歩計はいつも2万歩ほどになる。

性別や年齢によって複数のエントリーがあり、クラスで探索する送信機の数が変わる。

オヤジがエントリーしているM60クラスは5台の送信機の内、競技ごとに指定される3台

を見つけてくれば良いが、3台であっても時間内に見つけて帰るのは本当に難しい。

5台の送信機を時間内に見つけて帰って来るM21のエキスパート達は本当に凄い。

やはり上位入賞者はどのクラスでも歩くだけではなく、走れる事が必要になる様だ。

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2014年1月23日 (木)

練習会と新年会

1月18日の土曜日、ARDF香川主催の練習会と合同新年会が行われた。

3月に入ると各地でARDFの競技会がスタートする。 日程も順次発表されて来ており

業界リーダーの香川各局もトレーニングを開始したくてウズウズしていた様である。

寒い寒いと言っていても何も出来ないし、練習あるのみとオヤジも参加させて頂く事に

した。 練習会の場所は、さぬき市にある「みろく温泉」周辺で、ロケーション的には良い

場所である。 いつも香川に行って感じる事だが、集合場所には広くて大きな駐車場と

体育館や公共の施設など、屋内が無料や低価格で利用出来る場所がたくさんある。

ARDFの大会をする時には、大勢の人を集め、雨の場合などを考えると必ず駐車場と

屋内施設が必要になる。 この2つを満たす良い場所が香川県には多いのである。 

毎回、徳島県大会を行う場合に悩むのはこの点で、香川の環境が実にうらやましい。

練習会の結果は、これが大会なら良かったのにと思うほどの好成績であった。

練習会のあとは温泉に入って汗を流し、夕方からは親睦の新年会に臨んで香川各局

と夜遅くまでARDFの話しに花を咲かせた。 徳島からは練習会に5名、新年会に3名

が参加したが、徳島と香川の関係が更に深まった感じがした有意義な1日であった。

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2014年1月16日 (木)

厄除け寺に初詣

成人の日の1月13日、徳島県南部にある厄除けで有名なお寺に初詣に出掛けた。

お寺の名前は医王山「薬王寺」で、徳島県海部郡美波町(旧日和佐町)にある。

美波町はNHKの連続ドラマ「ウエルかめ」で一躍有名になった街で、徳島市内の自宅

からは車で約1時間で到着する。 薬王寺は四国八十八ヶ所の23番札所で別格寺院

として日頃から厄除けに来る参拝客でにぎわっている。 オヤジは昨年ご無沙汰した事

もあってもう少し早く参拝したかったが、結構混雑が予想されたのでこの日になった。

しかしながら、薬王寺の参道には露店が立ち並び、まだ初詣の人も多くて普段とは違う

賑わいを見せていた。 このお寺には厄坂と呼ばれ厄年の年齢と同じ数の階段がある。

厄年の人は、42段の男坂、33段の女坂、60段の厄坂のいずれかに、厄を置くと言う

意味で年の数だけ金を置いて行くが、やはり1円玉を置いて行く人がほとんどだ。

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オヤジの厄年は既に終わったが、健康になったお礼と、家内安全を願いながら階段を

登って行った。 階段には踏まずには歩けないほどたくさんの1円玉が置かれていた。

置かれたお金をすぐに集めて廻る係りの人も居て、薬王寺は活気にあふれていた。

オヤジは山上の瑜祇塔をお参りし、古いおふだを収めて新しいおふだを頂き薬王寺を

あとにした。 今年も健康に過ごしたいと思い、新しい気持ちになった1日であった。

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2014年1月14日 (火)

移動電源対策記④

オヤジの愛車をキャンピングカーの様にするつもりはないが、せめて車内や移動先で

チョットした電気が使える様に、と始めた検討であるがこれがなかなか難しい。

大金を掛ければ良い方法も有るのだろうが、アマチュア無銭家 ではそうも行かない。

ところが、最近のネット情報は実に便利で重宝てある。 同じ悩みを持つ人の為の対策

方法やグッズが事細かく紹介されている。 色々調べてみた結果どうしても走行充電器

と言うモノが必要になってくる様だ。 別名アイソレーターやサブバッテリーチャージャー

と呼ばれ、メインバッテリーを充電した残りの電気でサブバッテリーを充電する機器だ。

この機器を付加すれば、オルタネーターに負荷を掛けずサブバッテリーに充電可能だ。

その上で、サブバッテリーが上がっても、メインバッテリーには影響が出ないように保護

する機能も備えている様である。 これらの器具を取り付けてサブバッテリーシステム

を作り上げた人の写真も掲載されていたがなかなか立派に出来ている。

はたしてオヤジがいつ走行充電器を購入してサブバッテリーシステムを構築するかは

判らないが、一応これで方向性は決まった。 実際に取り付けを行った時にはまた改め

てレポートしてみたい。(ひとまず終り)

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2014年1月13日 (月)

移動電源対策記③

車のバッテリーが上がってしまわない様に電気を取る、と言う事が必要になってきた。

すぐに思い付く方法としてはサブバッテリーの搭載だ。 幸いディープサイクルの大きい

容量のバッテリーを持っているのでNBOX+車内の何処かに搭載して、車のエンジンが

掛かっている時に、最初から車に搭載されているメインのバッテリーと一緒に充電をして

おいて、電気が必要なった時にはサブバッテリーの方から取ると言う方法である。 

しかし、ここで問題になってくる事が2つある。 1つはNBOX+のオルタネータ(発電機)

に、高めの電圧が必要なディープサイクルのバッテリーまで充電する余裕が有るかだ。

もう1つの問題は、メインとサブの2つのバッテリーが同時に充電出来たとしても、電気を

使うのはサブバッテリーのみで、サブバッテリーの減った電気をメインバッテリーが補い

メイン、サブともに減ってしまう様では意味が無い、と言う事である。

つまり充電は同時にし、使うのはサブバッテリーのみと言う矛盾した操作が必要になる。

充電する時と放電する時に回路を入れたり切ったりすれば済むがそれでは面白くない。

外部の100V電源からも充電出来る方法も加え、もう1ひねり対策が必要になった。

 

2014年1月12日 (日)

移動電源対策記②

山小屋にしろ、車の中にしろ、発動発電機を使うか、車のエンジンを掛けておかないと

冬間の寝床としては暖が取れない事が解ったが、ガソリン代が高騰している今、どちら

も使用したくない。 綺麗な正弦波の交流が取り出せるインバーターを買えば解決する

のだろうと思うが、これも結構コストが掛かる。 そこでまず考えたのがバッテリー電圧

の12Vが利用出来る暖房器具がないかと言う事である。 探したところホームセンター

で車の座席用暖房敷物が見つかった。  お尻の下から背もたれまである長さで温度も

強弱の2段階切り替えが出来る。 実際に寝袋の中に入れて使ってみないと解らない

が、何かいけそうな感じがする。 しかし消費電流を計ってみると弱で3.5A強で5Aの

電気が流れている。 これでは車のバッテリーで1晩使用すると、朝エンジンが掛から

ないと言う事も考えられる。 エンジンが掛からなくなるのはインバーターを使用しても

同じ事かも知れないが、ここでもう一工夫が必要になって来た様な次第である。

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2014年1月11日 (土)

移動電源対策記①

昨年末にアマチュア無線の友人が所有する山小屋に何人か集まって忘年会をした。

山小屋と言っても工事現場の事務所の様なもので、冬間には結構厳しい建物である。

おまけに、電気が来ていないので発動発電機を回して必要な電気は賄った。

昼間は日差しもあり、夕方からのBBQでは炭火で暖も取れたので意外に寒さはしのげ

たが、問題は夜寝る為に発電機を止めた後に起こった。  趣味の関係から各自暖房の

対策はそれぞれに知恵を絞っていた。 オヤジも大きめの容量のバッテリーにDC-AC

インバーターをつないで、寝袋の中に100V用の電気毛布を敷き込んだ。

ところがである、電気毛布が一向に暖かくならない。 電気毛布のワット数は60W程度

なので電気が足らないと言う事もないのに、これが全くダメなのである。

幸いにも風邪を引くことはなかったが、寒さでグッスリ眠れなかったのは言う迄もない。

結局、安物のインバーターでは家庭の電気のような綺麗な交流(正弦波)が出力されて

いないのが原因の様であるが、せっかく移動用としてはもってこいの車NBOX+を購入

したのに、移動先でエンジンを掛けないと暖が取れない様では困ったものである。

はてさて、お金を掛けないでどの様に対策をしようか、と思案を始めたオヤジである。

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2014年1月 8日 (水)

制御盤鍵のはなし

オヤジはその昔、電子制御盤の設計・組立・設置の仕事をしていた事がある。

今日はそんな仕事の分野から1つ面白い裏話をしてみたい。

俗に「盤」と呼ばれるモノには配電盤、分電盤、制御盤などがあって、その用途や仕様に

よって筐体の大きさが違って来る。  小さいものでは卓上サイズの盤から、大きなものに

至ってはタンスほどある大きさの盤や、更にはそれ以上に大きい盤まで種類は様々だ。

しかしながら、それらのほとんどと言っていいぐらいの盤が、写真にある様な少ない種類

の鍵で開ける事が出来るのである。 もちろん特別の鍵を仕立てて、セキュリティを完璧

に強化している様な用途のものは例外だが普通一般に業者から工場などに納品される

様な盤の箱は大抵この種類の鍵で開く。 言い換えれば、一般の盤用の鍵は種類が多く

ないと言う事である。 オヤジもその昔、色々な会社の盤のメンテに出向いて行った時に

どの盤でも開けられる様にと、貰っていた鍵たちであるが、今では机の中で眠っている。

必要な方に差し上げても良いが、記念に取っておきたい気持ちも少しあるオヤジである。

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