受信メーター取付記②
先ずはARDF受信機に取り付けるメーター用の信号取り出し口の確認から始めた。
中国製の機器は、配線図も判り難くて苦労したが、幸いな事にオペアンプがJRC製で
あったので、ICの5番ピンとアース間で信号を取り出せる事が判った。
最初にその2つの端子に電線を半田付けし、信号を取り出すための準備を行う。
このままメーターに接続すればOKであれば苦労しないが、事はそう簡単に行かない。
コンデンサとダイオードを利用した倍電圧整流回路と言う簡単な回路が必要になる。
本来なら、既成の穴あきプリント基板に組み付けるのだが、メーターをまとめ買いした
事もあり、必要とする無線仲間もいると思われたので、いくつか作ってみる事にした。
早速、銅製のプリント基板上にパターンシールを転写して回路を書いて行った。
1つ回路のパターンが決まると、あとは同じモノをシール転写して行くだけで良い。
シール転写で回路が出来上がると次はエッチングだ。 湯煎した塩化第2鉄の溶液に
基板を浸けると、シールでマスキングされていない部分の銅が溶けて回路が出来る。
あとはマスキングを落として部品を取り付ける箇所に穴開けをすれば完了だ。
出来上がった基板と必要なパーツ類をビニルの小袋に入れ、ひとまずキットの完成だ。
出来上がったプリント基板にパーツを取り付け半田付けの作業に入った。
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