私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年10月

2012年10月28日 (日)

皇太子殿下ご来徳

徳島に帰って来たら、自宅周辺は大変な騒ぎになっていた。

第27回国民文化祭にご出席のため、皇太子殿下がご来徳されると言うのだ。

徳島にお越しになるのは10月27日(土)と28日(日)の2日間だが、26日の金曜日

あたりから自宅周辺は物々しい警備体制になった。

たくさんの警察官が出動して、不審物や不審車両が無いかをチェックしている。

私の家は以前にもお話しした様に「ケンチョピア」と呼ばれる地域にあり、徳島県庁は

目の前である。 私は、最初皇太子殿下は徳島県庁を訪問されるのではないかと思っ

たが、警備の関係からその辺の詳細な日程などは一切公表されていなかった。

日曜日の朝、自宅のベランダに出て驚いた。 川向こうがもの凄い事になっている。

ケンチョピアには、ヨットやクルーザーを停泊させるポートがあって、その向こう岸には

徳島グランヴィリオと言うホテルがあるが、そのホテルの前が黒服姿の人で一杯だ。

どうも昨晩、皇太子殿下はそのホテルにお泊まりになった様である。

殿下が、オヤジの近所にあるホテルに宿泊されるとは、夢にも思わなかった。

その後たくさんの白バイとパトカーに先導されてホテルを出発し、お出かけになられた。

どうか安全に日程を消化され、無事東京にお帰り頂きたいと願っている。

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2012年10月25日 (木)

2012秋の中国出張記⑫

12日間の日程を無事に終えて帰国の朝を迎えた。

上海の常宿の朝食は充実しているが最近は昔の様にたくさん食べる事はなくなった。

飛行機の出発は昼頃なので毎回帰国日の朝はゆっくり出来るのが嬉しい。

白粥に塩玉子(塩蛋)も今日が最終日、生地の細かい中華饅頭も今回は食べ納めだ。

食事のあと荷物の整理をしてホテルを出発、空港に向かった。 

復路の飛行機も全日空なので第2空港だ。 出発の2時間前に空港に到着。

搭乗機のチェックイン、イミグレーション、セキュリティ検査を終えて搭乗口へ向かう。 

いつもの事ながら日本の飛行機は空港の一番端の搭乗口が多くて随分歩かされる。

今回も長い距離を歩いて、やっと到着したと思ったら搭乗口が変更になって再び長い

距離を後戻りである。 こんなところに日本に対する嫌がらせが感じられる。

幸いにもこの日は定刻の出発が出来、関西空港にも定刻に到着する事が出来た。

今回の出張の移動距離は、パートナー会社の車だけで約4000km、飛行機と列車

での移動を加えると、総移動距離は約10,000kmにも及ぶ計算になる。

この出張は、新旧担当の引き継ぎを兼ねたモノであった。  場合によればもう出張で

私が中国に行く事はないかもしれない。 2000年から始まった中国への出張は私の

大きな財産になった。  後任の責任者にも、また新たな歴史を築いて欲しいと願って

いるオヤジである。 

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2012年10月24日 (水)

2012秋の中国出張記⑪

本日は、杭州湾工業園区の工場を訪問し、夕刻上海に帰って来た。

昔は、杭州湾をグルッと回ると結構時間が掛かったものであるが、最近は湾を横切る

長い橋が出来たので上海までの移動時間が大幅に短縮された。

上海の街では渋滞が心配されたが、万博でバイパスが整備された関係でスムーズに

ホテルまで到着出来た。 今回の出張も日々順調に日程を消化し、本日で無事終了だ。

毎回、上海では訪問する顧客は無く、翌日の飛行機の都合で宿泊する事になる。

従って、混雑する虹橋地区には宿泊せず、空港まで便利な浦東地区に泊まっている。

毎回、中国最後の夜は同行者と一緒に「お疲れ様会」を行う事にしている。

今回も、尖閣の問題で殴られる事を覚悟で行きつけの日本料理屋を予約しに行ったが

残念ながら店は半年の間にファミリーマートに替わっていた。 何があったのだろうか?

そこで別の日本料理店で、久々の日本料理と、スーパードライを堪能した。

本格的な日本料理ではないにしても、やはり母国の料理はことのほか美味しかった。

今回の日程は久々に強行軍であったが、さあいよいよ明日は帰国である。

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2012年10月23日 (火)

2012秋の中国出張記⑩

本日は江西省の景徳鎮近郊の街より、浙江省に入った。 省内の田舎町を経由して

夕刻には杭州までやって来た。 杭州は大きな街で、「西湖」などの観光地もあるので

人が多く夕刻の市内は大渋滞、なかなかホテルまで到着する事が出来なかった。

夕食は、西湖畔にある杭州で有名なレストラン「楼外楼」で名物料理を楽しんだ。

中でも、下ごしらえした鶏を1羽ハスの葉に包み更に酒で練った泥土に包んで焼いた

「叫化童鶏」と言う料理は美味しかった。  この料理は別名「乞食鶏」とか「泥棒鶏」と

言われ、その昔乞食が鶏を盗んで蓮の葉に包んで土に埋めて置いたところその上で

誰かが焚き火をしてしまったが、あとから掘り起こして食べてみると美味だったと言う

逸話がある料理だそうだ。 食事の後は西湖のほとりを散歩した。

観光地だけに木々にも綺麗に照明がされて、雰囲気は最高である。 

中国出張で観光が出来る事はほとんど無いが、今日の夜は良い思い出になった。

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2012年10月22日 (月)

2012秋の中国出張記⑨

本日は湖北省の武漢近郊の街より、安徽省を経由して江西省に入った。

昨晩は遅くから雷を伴った激しい雨が降り出した。 中国でこんな激しい雨に遭った事

は今までに無く、中国の雷が日本と違う事も知った。 雷鳴が全く途絶えないのだ。

強弱はあるものの、鳴り止む瞬間が無くて絶えず鳴動しているのである。

やはり中国、雷もスケールが違う様である。 本日は久々に雨の中の移動になった。

幸い、工場訪問の時は大きな雨には遭わなかったが、高速道路では雨を巻き上げて

走る事が多くスピードが出ているだけに少し心配であった。 

現在は、陶器で有名な「景徳鎮」近くのホテルに宿泊している。

さすが「景徳鎮」、高速道路のサービスエリアをはじめとしホテルの売店など至る所に

陶器・磁器がズラリと並んでいる。 飾り物だけではなく実用品も多い。

日本で買ったら結構値段が張る様なモノが安く販売されているので、家内のお土産に

したいところだが、手荷物として持ち帰る事を思うと、どうも二の足を踏んでしまう。

さあ、出張もいよいよ終盤に差し掛かった。 あともう少し、元気で安全に回りたい。

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2012年10月21日 (日)

2012秋の中国出張記⑧

本日は、江蘇省の南京から動車組列車(新幹線車両)で西に移動し、湖北省の「武漢」

近郊の街まで来ている。 乗車駅は「南京南」駅、降車駅は「麻城北」駅である。

乗車時間約3時間の列車移動のあと車で1時間ほど走って取引先の工場に到着した。

せめて土日の工場訪問はお休みにして、移動日ぐらいにして貰いたいところであるが

中国のパートナー会社の社長は仕事熱心で、大概は土曜・日曜も仕事になってしまう。

出発駅の南京南駅は新しく出来た駅で、空港を思わせるほどとてつもなく広い。

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中国の場合、好きな時にホームに入る事が出来ないので、待合室で待つ事になる。

列車到着の10分ほど前に改札が始まり、乗客はホームに降りる事が出来る。

南京南駅のホームは28あり、列車の行き先によって待合の場所も違うので、乗車する

列車のプラットホームを、飛行場の搭乗口の様に把握しておかなくてはいけない。

改札が始まると自由席の人々が我先にと走るので、改札口は大混乱になってしまう。

また乗客の数も半端ではないので、自分の座席に着席するとホッとする次第である。

日本では普通の出張移動も、中国では何倍も疲れる様な気がするが、その分夕食の

ビールが美味しいのは嬉しい事である。

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2012年10月20日 (土)

2012秋の中国出張記⑦

ここしばらくは江蘇省内の移動になっている。

本日は無錫を出発し、常州から溧陽を経由して南京に入った。

南京は大きな街であり、新しい街作りが行われている関係から至る処で渋滞がある。

交差点手前で渋滞し、抜けるまでに25分ほどを要した処もあって大変だった。

訪問した会社も周りにドンドン住宅が建って、立ち退きを余儀なくされると言う事だ。

現在、少し離れた新工業団地に新しい工場を建設中と言う話しだ。

景気が悪い悪いと言いながらも中国は目まぐるしく変貌している事は事実である。

工員の賃金も、2008年には1000人民元 (約13000円)ほどだったものが、現在

では2.5倍から3倍ほどになっていると言う事である。

公害問題をクリアするために設備投資し、工員の給与が上がって来た事で、我々が

生産している製品の競争力は以前と比べると強くなって来た訳だが同じ様に原材料

も値上がりして来ているので購買担当としてはやはり辛い面がある。

今後、中国とどの様にして付き合って行くか、再び選択する時期が来た様である。

2012年10月19日 (金)

2012秋の中国出張記⑥

本日は江蘇省の洪澤の街から高速道路を南下し、高郵を経由して無錫に着いた。

中国での仕事のパートナー会社が無錫に在る事もあって、以前から無錫に到着すると

何故かホッとする。 特に宿泊のホテルが「日航ホテル無錫」なのでなおさらである。

日本語でチェックイン ・ チェックアウトは出来るし、部屋にはウォッシュレットが完備され

部屋のつくりも日本風で、日本のホテルに宿泊している錯覚に陥る事があるほどだ。

アメニティグッズを始め、備品も言う事なしである。 無錫に限らず値段の割に良い宿に

当たる事があるが、そんな時に限って夜遅く到着したり、朝早く出発する事が多くホテル

を十分に楽しめない事が多い。 今日は良いホテルで無錫の夜をゆっくり過ごしたい。

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2012年10月18日 (木)

2012秋の中国出張記⑤

本日は江蘇省の連雲港から南に車で200kmほど走り、同じ江蘇省の街「淮安市」に

やって来た。現在宿泊しているのは淮安市の中心より少し南にある「洪澤」と言う街で

「洪澤湖」と言う湖が近くに有ることから観光地になっている様である。

ほとんどが高速道路での移動であったが、秋晴れの中でのどかな田園風景を眺めて

いるとついコックリコックリとしてしまう。 このあたりでは日本より時が少しだけゆっくり

進んでいる様に感じるが、その感覚はすぐに現実に引き戻される事になった。

新しい工業園区がドンドン誘致され、新工場の建設が急ピッチで進んでいるのである。

中国も景気は良くないと聞いていたが、どうしてどうして好調な企業は益々成長を続け

て更に盤石なモノになって行っている様である。 中国の成長恐るべしである。

本日は洪澤の街の食堂で昼食を取り、工場訪問を済ませ早めのホテルチェックインだ。

ホテルの窓から綺麗な中国風の庭園が広がっている。 いつもは暗くなってからホテル

に入る事が多いので、今日は少しだけ余裕が出来て嬉しい気がする。

夕食は洪澤湖畔に浮かぶ船のレストランで食べた湖の魚料理が美味しかった。

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2012年10月17日 (水)

2012秋の中国出張記④

本日は河南省の省都、鄭州から鉄道を利用して江蘇省の徐州に着いた。

その後車で移動し、今は同じ江蘇省北部の港町「連雲港」まで来ている。

列車で2時間半、車で2時間半、都合5時間の移動であった。

天気は晴天、日中の車内はエアコンが必要なぐらいであったが、夕方から急に気温が

下がり、少し肌寒いほどになった。 やはり大陸の気候で、日本とは違う感じである。

今日はこれと言ったトピックスは無い。中国に入国してすぐ、上海の飲食店で日本人が

殴られてケガをしたというニュースをネットで知ったが、我々とコンタクトする中国人達は

みんな友好的で、今までと変わらない有意義な商談が連日出来ている。

ただ移動中などに同行者と話す日本語を聞かれ中国人達に振り向かれた時には全員

敵意を持って睨んでいる様に感じてしまうが、チョット過敏になりすぎているだろうか? 

今日は移動距離が長かったので、少し早めに就寝して旅の疲れを取りたい。

Zhengzhou Xuzhou