私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年9月

2012年9月18日 (火)

お上りさん出張記③

東京で順調に会社訪問をして廻った。

東京に出張に来始めた頃は右も左も判らず、ただ上司の後ろから付いて行っただけ

であったが最近は私が移動する範囲の中ではだいぶ行き方が判る様になって来た。

東京の地下鉄は本当に便利で、雨の日など濡れずに取引先の会社まで移動出来る

ケースが多いのは大阪とは随分違う様に思う。 ただその分地下鉄網が複雑なので

路線図だけは、まだ絶対に手放す事が出来ないでいる。

今回訪問した会社の中に、私が初めて出会った凄いセキュリティのビルがあった。

最近は訪問先の会社に入るのに、玄関で関係部署に内線を掛けてロックを解除して

貰ったり、担当のお迎えを待つスタイルのところが増えた。 それだけでもお客さんの

出入りが自由な弊社事務所と比較すれば凄いセキュリティだが、そのビルへの入館

には事前に連絡された訪問の為の承認番号が必要なのである。

私の場合は、アポイント後に訪問先からメールで承認番号が送られて来ていた。

ビルの1階には、承認番号を入力する端末機が並んでいる。 その機械に承認番号

を入力すると登録されている人数分の入館証が端末から発行される仕組みである。

その入館証でゲートを通過し、エレベーターを利用し目的の会社まで行く訳である。

帰りは逆に通過する。 忘れ物などの対策で入館証は1日2回まで利用出来るとの

事であるが私の場合このシステムの連絡は受けていたものの、すっかり忘れており

最寄り駅のホームから会社のパソコンにつないで番号を確認した様な始末である。

それにしても、こんなセキュリティになって行くのは世の中が物騒になったからだろう。

今回、はじめて体験した新しいセキュリティからも何か考えさせられるモノがある。

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2012年9月17日 (月)

お上りさん出張記②

約2時間半で東京に到着した。  空港迄と空港からのアクセス時間を考えたら新大阪

と言う立地条件は、飛行機と新幹線、どちらが便利なのか難しいところである。  

緯度的に大阪より少しは残暑が和らぐのかと思いきや東京も連日33度越えの気温に

汗をかきながらの移動になった。 もうすぐお彼岸さんだと言うのに本当に異常である。

異常と言えば東京に来ると必ず地震に遭遇する。 大阪や福井のホテルでは宿泊中に

揺れを感じた事は無いが、東京に来ると1泊や2泊の間でも遭遇すると言うことはそれ

だけ頻度が高いと言う事なのだろう。 今回もそこそこの横揺れが約30秒ほど続いた。

時刻は夜中の2時半ぐらいだった。 揺れた時はこの揺れがこれから更に強くなるのか

このまま治まって行くのかを見極めようとしてなかなか直ぐには動けない。

特にホテルの場合は建物の構造的にも少し安心している部分がある事は事実である。

しかしながら、首都圏の人は本当に大変だと思うが、これがマンネリ化しない様に願い

たいモノである。

2012年9月16日 (日)

お上りさん出張記①

先週は久しぶりに東京に出張した。

出張をすると普段は知らない色々な事を体験する。 今日からしばらはく田舎オヤジの

「お上りさん出張記」でお付き合い願いたい。

東京への移動は新幹線を利用した。 事務所が新大阪なので新幹線は便利である。

最近は、「のぞみ700系」の車内で無線LANのサービスがあり、また窓側の座席では

パソコン用の電源も使用出来ると言う事なので、事前に詳細をネットで調べてみた。

確かに無線LANのサービスはあるが、関西空港の様に完全に無料制ではなかった。

接続の為にはIDとパスワードが必要になり、公衆無線LAN業者と契約していない人は

事前に手続きをして手に入れておかなくては利用出来ない事が判った。 

幸いファミリーマートで1日24時間¥500のプリペイド番号が購入出来るので乗車前

に買っておいた。 いざ乗車! 確かに座席の足下に電源がある。これは便利だ。

早速にPCを起動して無線LANの設定をする。 ネットワークがつながりYahooの画面

が立ち上がって来た。 少しスピードは遅めだが、このままでインターネットやメールを

するだけなら問題は無いだろう。 しかし私の場合はVPNで会社のパソコンと接続して

仕事をする様になっているので、処理は極めて遅くなってしまう。  打鍵して5秒ぐらい

あとから画面上に文字が出て来る様では全く仕事にはならない。

結局オヤジには高い¥500になってしまったが、これも1つの体験の授業料だろう。

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2012年9月 8日 (土)

美馬で移動運用

防災訓練が終わってから無線の移動運用のため有志数名で近くの山に登った。

移動先は、美馬市にある三頭山と言う山で、海抜は734メートルある。

すぐ北側は香川県と接している県境の山だが、吉野川沿いに徳島に向かって開けた

ロケーションで、無線をするのにはなかなか良い場所である。 9月1日から徳島では

A9(阿波の9月の意味)コンテストと言う10日間のマラソンコンテストが始まっており

そのサービスのために移動した。 無線のコンテストとは決められた期間内に出来る

だけ多くの局と交信すると言うモノだが、交信局数もさることながら徳島県の市郡町村

を多く取る(交信する)ほどポイントが高くなる様な仕組みになっている。

移動先の美馬市も無線局の数が少ないので、移動サービスは有意義なものになる。 

逆に我々も標高の高いところで運用すれば遠くまで交信出来るので有り難い。

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移動運用の楽しみは、交信する事だけでなく仲間同士で語り合う事もまた然りである。

今回も、テントを張ってのワンナイトステイだ。 趣味の話は夜遅くまで尽きなかった。

翌朝、我々の居るところに警察官2名がパトカーでやって来て職務質問を受けた。

こんな山の上までは警邏巡回のコースには入っていないと思われるので怪しい集団

がいるからと、誰かが通報したのだろう。  我々は悪い事をしていた訳ではないので

警察官ともなごやかに話をし、趣味の世界を説明してお帰り頂いた様な次第であるが

まだアマチュア無線と言うモノを知らない人が世間には結構いると言う事なのだろう。

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2012年9月 6日 (木)

防災訓練に参加④

今回の防災訓練は、参加者体験型のイベントもいくつかあった。

中でも一番人気だったのが、実際に地震の揺れ具合を体験出来る装置である。

車内にセットされたリビングで、震度7ぐらいまでの揺れを体験できる様になっていて

搭乗を希望する人で終始行列が出来ていた。  私も初めて震度7の揺れを体験して

みたが、実際あの様な揺れが来たら人は全く何も出来ない。まさに恐怖の体験だった。 

訓練と言う事もあり、絶叫マシンにでも乗っているが如く白い歯を見せて揺られていた

子供連れの家族が多かったのは残念だ。 疑似体験でも真剣に取り組んで欲しい。

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イベントの中には食料支援車による食事提供があった。 お湯を入れるだけで出来る

アルファ米の赤飯や五目ご飯などは、昔と比べると味はずいぶん良くなっている。

極めつけは地元徳島産の阿波尾鶏が入った名物「蕎麦米雑炊」がふるまわれた。

しかし、たとえこんな美味しい味付けの食事が提供されるとしても災害など発生せず

願わくば、この先も食料支援などは無いに越したことはない。

今回の訓練には、飯泉徳島県知事も訓練本部長として参加された。

私も、アマチュア無線を通じて初めてこの様な訓練に参加出来た事に感謝している。

非常時にはこの訓練を活かしたいと思う反面、いつも訓練であって欲しいと願う。

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2012年9月 5日 (水)

防災訓練に参加③

防災訓練は正午に始まった。

和歌山県沖を震源としたマグニチュード8.6の地震が発生し、県内の多くの市町村で

震度7の揺れを観測、山間部では土砂崩れが発生し多くの地域が孤立していると言う

想定の下、現地に災害対策本部が設置される訓練用シナリオで進められて行った。

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今回は孤立した地域からの救助と言う事から自衛隊によるの橋の仮設や警察とJAF

の共同作業で、故障車の撤去による主要道路の確保などが本番さながらに行われた。

また、海上自衛隊のヘリコプターによるけが人の搬送なども真剣に行われた。

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我々アマチュア無線関係の訓練は孤立した地域にある避難所の情報収集と言う事で

三好市池田にあるアマチュア無線局とつないで、シナリオにそった通信を行った。

テスト通信では先方の機器トラブルで交信が出来なかったが、本番では無事成功!

ハラハラ、ドキドキであったが、このあたりがアマチュア無線らしいところである。

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2012年9月 4日 (火)

防災訓練に参加②

今年の防災訓練は9月1日、徳島県西部の美馬市で行われた。

訓練場所は、「四国三郎の郷 吉野川河畔ふれあい広場」と言う広大なところである。

徳島市からは吉野川沿いに車で西に約1時間半ほど掛かる。

朝、8時にローカル局の車に便乗して現地に向かった。  既にJARL徳島県支部の

メンバー2名が前日から現地に入り、泊まり込みで粗方の準備をしてくれていたので

大いに助かったが、到着してから訓練開始までの間に最終の細かい準備を手伝う。

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その間、我々のテントの周りにつぎつぎ到着するプロの集団に圧倒される。

自衛隊を始め、国土交通省・防衛省・警察・消防など104機関、約3000人が参加

すると言う大規模な訓練で、災害時に活躍する装備を見ただけで凄いモノがある。

衛星を利用した通信の確保や、臨時の携帯電話中継設備など、今まで見た事も無い

様な機器や装備車がズラッと勢揃いである。 改めて我々はアマチュアであることを

再認識した一面もあったが、彼らプロがカバーできない部分を担うのがアマチュアの

役割である事がわかった様な気がする。

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2012年9月 3日 (月)

防災訓練に参加①

9月1日(土)徳島県の総合防災訓練に参加した。

徳島県の方から日本アマチュア無線連盟徳島県支部に正式参加要請があったもので

災害時におけるアマチュア無線の役割をPRのため、県支部として参加したものである。

防災訓練の前日には、フィリピンで大きな地震があり一時は日本沿岸にも津波注意報

が出され、改めて災害に備えると言う事に対して意識し、真剣に訓練に参加して来た。

参加者の中には自衛隊を始めとして国土交通省や防衛省など錚々たる組織があって

アマチュア無線の組織等は、あくまでもアマチュアの世界である事を再認識させられた

反面、東日本大震災の時はそれなりに活躍をしたと言う実績を聞くと、我々がサブ的に

出来る役割もある意味重要ではないかと思われる。

しばらくの間、この防災訓練に関してレポートしてみたい。

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