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2012年8月22日 (水)

阿波名物紹介⑥

<半田素麺と竹ちくわ>

徳島の隠れた逸品に「ちくわ」と「素麺」がある。 「隠れた」と言うのは全国区ではないが

全国区として出しても決して恥ずかしくない食品だと思われるからである。

但し、何処の「ちくわ」でも「素麺」でもOKだと言う訳ではない。

ちくわは、小松島市の「谷ちくわ商店」、素麺は美馬郡つるぎ町の「半田そうめん」だ。

海産物の豊富な徳島は昔から練り製品の生産も盛んで、ハンペン、かまぼこ、ちくわを

始めとした練り製品を生産する会社は多い。 その中でも、小松島市の谷さんの竹ちくわ

は特に有名である。 竹輪と言う名前の通り、竹に付けたまま焼いているのが特徴だ。

練り込まれている魚の割合が多いので、美味しさに加えてコリコリとした歯ごたえがある。

製造の拠点が小松島市と言う事もあって、昔は大阪行きのフェリーに持ち込んでビール

のアテとして多くの人が楽しんでいたのを思い出す。 現在は県内の主なスーパー等で

販売されており、深草色の包装紙が目印である。  バラ売りをしている店もある様で徳島

では谷の「ちっか」(竹輪の事)と言えば、ちょっとしたローカルブランドになっている様だ。

この時季、スダチをたっぷり搾ったスダチ醤油で食べる「ちっか」は最高である。

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「半田素麺」は、霊峰剣山の麓、水清き吉野川の支流半田川畔の里が生んだ名品だ。

その歴史は古く、 実に200年の伝統を誇っている。 特徴は、風味抜群の喉越しの良さ

そして冷や麦ほどの麺の太さと腰の強さだ。 麺の太さは1.4mmほどありJAS規格で

言うと1.3mm以上は「ひやむぎ」 になる様だが、半田そうめんの場合は江戸時代中期

から続く伝統と、地元の意見をくんで、「そうめん」と表記できる事になっていると聞く。

食感を文字で書くのは難しいが「半田そうめん」を一言で言うと讃岐うどんの様なコシが

素麺で味わえる、と言ったところだろうか。 特に竹田製粉製麺工場のモノがお薦めだ。

また、一日個数限定ではあるが、「なまめん」(生麺)の食感は抜群である。

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