移動運用に参加して③
通信が始まった。 まず全国を10のエリアに分けてお互いをコールする。
コールするエリア順や周波数、時間帯は移動局には事前にメール連絡がされている。
直接の交信が出来れば問題はないが、交信が出来ない時のために各エリアの間には
中継の局がいてアシストをしてくれる。 コールサインやシグナルレポートは通信をする
局の間で直接交換が出来なければ交信として成立はしないが、アシストの局は今何処
から電波を出していますが、そちらは受信出来ていますか? とか再度コールしてみて
貰えますか? などと言うお手伝いをしてくれるので微細な信号の相手の時は助かる。
もちろん、コールサイン(呼出符号)や、信号レポートなどは一切教えては貰えないので
その部分だけは、お互い自力で伝え、また聞き取る必要があるのだ。
順番が四国エリアに廻って来た。 四国の移動局は香川県の局と我々の数局しか移動
していなかったので、全国からコールされて嬉しい悲鳴での交信がしばらく続いた。
結果、 1エリア(関東)・2エリア(東海)・3エリア(近畿)・4エリア(中国)・5エリア(四国)
6エリア(九州)・9エリア(北陸)の各局との交信が成立したが、7エリア(東北)・8エリア
(北海道)・0エリア(信越)の局とはつなげる事が出来なかった。
しかしながら、さすがは標高1000m地点での移動運用の威力だ。 普段では全く交信
が出来ない様な地域とつながった事が嬉しい。 日常いつでも話をする事が出来る局と
の交信も楽しいが、本来のアマチュア無線の魅力はこの辺にある様に私は思っている。
そんな意味からして本当に有意義な2日間であった。
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