私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2012年7月

2012年7月23日 (月)

夏本番来たる⑤

阿波踊りも始まってしまえば4日間ぐらいはアッという間に過ぎてしまう。

踊りが終われば徳島の街は急に寂しく秋らしく感じ始めるので阿波っ子は嫌いである。

特に街のあちらこちらに設置されていた「桟敷」の撤去が始まると寂しさは倍増する。

Odori_sajiki_02 Odori_sajiki_03

まさに「祭りのあと」と言う感じであるが、その反面5月の連休が終わった頃から踊りの

練習のお囃子が聞こえて来る様になると今年も夏がやって来るぞとウキウキし始める

のも阿波っ子だ。 とにかく徳島県人は毎年の阿波踊りを本当に楽しみにしている。

徳島の観光地では阿波踊りの期間に合わせて色々なイベントが開催される。

Uzushio01 Kazurabashi Oboke Udatsu

鳴門の渦潮を見て、四国八十八ヶ所の1番札所の霊山時(りょうぜんじ)を訪れ祖谷の

かずら橋から大歩危・小歩危、うだつの里を廻れば徳島も観光するところは結構ある。

食べる方では、鳴門鯛や鰹の刺身など海のモノから名物鶏の阿波尾鶏料理や御所の

タライうどん、祖谷そば等があるが鰹のお刺身がお薦めだ。 足の速い魚なのに、叩か

なくても全然臭わない新鮮な鰹を是非お刺身で味わって頂きたい。但し、どこの店で食

べても同じと言う訳には行かないので、事前の下調べは必要になるだろう。

Narutodai Awaodori Taraiudon Katsuo

また、踊りに参加される有名人も多くて毎年何人かの有名人を見掛けるのも楽しみだ。

何はともあれ、まだ阿波踊りを実際にご覧になった事のない方は是非一度徳島に足を

運んで本場の阿波踊りをご覧頂きたい。 鳥肌が立つ様な感動を請け合います。

Hakuho Konchan Higashi

2012年7月22日 (日)

夏本番来たる④

阿波踊りの期間中、一番ネックになるのが「宿泊」という事から最近ではバスツアーが

増えている様である。  夕方近くに徳島に入り、阿波踊り見物をして夜中に再びバスで

帰ると言う、トンボ返りツアーだ。 本当にご苦労様な話である。

阿波踊りに来られるのは見物客だけではない。県外から「連」を作って踊り込んで来る

団体も少なくない。 踊りのグループは「連」と呼ばれ、阿波踊り協会や、阿波踊り振興

協会に属する有名連から企業や地域の集まり、学生などの連までその幅は広い。

県外から参加の連では、正調ではないユニークな踊りが見られるのもまた面白い。

協会に属する様な有名連には「桟敷」に入る優先権が与えられているが、一般の連は

長い間の時間待ちをしなくては入れない様な事も多い。  長い時間待ちをしても実際に

踊って桟敷を通過するのが大体10分ほどで、大半は桟敷から桟敷まで歩いているか

桟敷の入り口付近で順番を待っている時間と言う事になってしまう。

桟敷の順番を取るのは「高張り提灯」持ちだ。  提灯の棹に各桟敷の入場順の番号札

を付けて貰わなくてはいけないので、提灯持ちは前の桟敷を出たら直ぐに次の桟敷迄

走る事になる。 踊り手と鳴り物は後からゾロゾロ歩いて次の桟敷まで向かうのである。 

重い提灯を持って走る提灯持ちは本当に重労働だなーと思いながらいつも見ている。

Odoribus01 Otokoodori Onnaodori Chochin

2012年7月21日 (土)

夏本番来たる③

阿波踊りの期間中、楽しい事ばかりではなく市民の生活では困る事も幾つかある。

その1つが交通渋滞だ。 なにしろ人口を遙かに超える人数の観光客が来る訳であり

しかも交通網の発達していない四国路となればマイカーで訪れる人は自然と多くなる。

市内は何処へ行くにも大渋滞、チョットした買い物にも長時間掛かってしまう有り様だ。

特に踊りが始まる30分前の午後6時には、国道11号線や55号線等の主要幹線道路

を除いて市内に入る道路は交通規制が始まり通行が出来なくなる。

昼間、鳴門などの観光をしていた人が帰路で渋滞に巻き込まれると、市内のホテルや

駐車場まで帰れなくなってしまう、と言うトラブルも頻繁に発生している様だ。

観光客の中で市内のホテルに宿泊出来る人は幸せだ。

踊り期間中、市内のホテルと言うホテル、旅館と言う旅館は、ラブホテルやキチン宿を

含めて全て満室になる。 大半は旅行社が団体客向けに早くから押さえてしまう様では

あるが、毎年訪れる常連客の中には来年の宿泊予約をして帰る人も少なくはない。

それぐらい市内の宿泊施設は1年ぐらい前から混雑するので最近では高松や高知に

宿を取り、JRを利用して踊り見物に来る人も多いと聞いている。

しかし、この時期は前後して高知の「よさこい祭り」などもあって、どこも宿泊予約では

苦労する事は間違いない様である。

Jyutai Kisei02 Trainuzushio Tokuryokan

2012年7月20日 (金)

夏本番来たる②

徳島市の「阿波おどり」が8月12日から4日間になったのはいつ頃からだっただろう?

私が子供の頃は8月15日から4日間だったが、過去の統計からその期間に徳島地方

に影響する台風の接近が多かった事から、より確率の低い12日からになった様だ。

あまり変わらない様な気もするが、確かに台風で踊りが流れたと言う様な記憶は無い。

知らない人は阿波踊りの期間中徳島県人は夜を徹して踊り狂っている様に思っている

かも知れないが、決してその様な事は無い。現在では踊りの時間帯は夕方6時半から

10時半迄と決まっている。 しかも最近では「桟敷」と呼ばれている市内に数ヶ所設置

される演舞場でしか踊らなくなっているので、有料桟敷にしろ無料桟敷にしろ桟敷の中

でしか踊りを見る事が出来なくなってしまった。  昔は街の至る所で踊っていた事を思う

と阿波おどりもいつの間にか「ショー化」されて来てしまった様である。

阿波藩の初代藩主「蜂須賀家政」が、徳島城の竣工を祝って無礼講で踊らせた本来の

スタイルを忘れないで欲しい様な気がする。

Odori_sajiki_01 Enbujou Hachisuka

2012年7月19日 (木)

夏本番来たる①

梅雨が明けて夏本番がやって来た。 これから連日暑い日が続く事だろう。

年を重ねて不思議に思う事の1つに、あれだけ子供の頃には楽しみであったプールや

海水浴をしなくても平気になっている事だ。 逆に言えば孫にせがまれても正直あまり

水には入りたくなくなった、と言った方が正解かも知れない。 楽しい事は大人も子供も

同じだと思うが、疲れるからイヤと言う訳ではないだけに本当に不思議な現象である。

話が変な方向にそれたが、徳島の夏と言えばやはり「阿波おどり」である。

今年も8月12日から15日迄の4日間、徳島の街は踊り一色になる。

踊り見物に訪れる観光客は毎年4日間で延べ120万人ほどになる。 これは徳島市の

人口の約5倍、徳島県の人口約80万人をも大きく超える数字だ。  

観光客のほとんどが、夏のこの一時期に集中するため地元では様々な弊害もある。

今回からしばらくその辺の裏事情について少し書いてみたいと思っている。

   

2012年7月17日 (火)

RayBanサングラス

念願のRayBan(レイバン)製サングラスを買った。

最近、ARDFや移動運用など無線関係の行事で屋外活動をする事が増えたので1つ

いいサングラスが欲しいと思っていた。 梅雨が明け厳しい日差しが続く様になる前に

買おうと大阪・徳島の眼鏡屋を探し歩いたが、なかなか良いモノが見つからなかった。

プロ野球選手が野球帽の上に着けている様なスポーツグラスにしようか、普通の掛枠

タイプにしようか、大いに迷った。  眼鏡関係の仕事をしていた頃ならブランドものでも

すぐに手に入れて貰える様な取り引き先もあったが、今ではそうは行かない。

結局、色々と考えた末にサングラスの王道「レイバン」製に絞って探す事にした。

レイバンで有名なのは「西部警察」で渡哲也が掛けた中央に丸いリングが付いている

「シューター」、汗止め付きの「アウトドアーズマン」やオーソドックスな「キャラバン」等

があるが、これらのクラシック枠は我々の様な素人にはなかなか似合わない。

韓国出張の時、レイバン製品も多く見掛けたが偽物も結構多いので買わずに帰った。

円高、ウォン安で価格的にはメリットが有ったのに、今頃になって少し後悔している。

結局、信用のおける通販でタイタニウムRB8018-004/40と言う品番のものを買った。

なかなか良い型である。 もうこれから先、そんなに頻繁に購入する様なモノではない。 

一生モノとして大切にして行きたいと思っているオヤジである。

Rayban01 Rayban02 Rayban03 Rayban04

2012年7月15日 (日)

3.5MHz帯ARDF

このほど、日本アマチュア無線連盟から連盟主催のARDF競技大会は3.5MHz帯が

主流になり各局がこれまで慣れ親しんで来た144MHz帯での競技はエキシビジョン

になるとの発表があった。 周波数の特性からして3.5MHz帯と144MHz帯では電波

の伝わり方が全く違う。 山谷での反射や回折が大きく異なるため今まで144MHz帯

で優秀な成績を上げて来た様な局も3.5MHz帯ではまた違った結果になる事だろう。

幸い、私の場合は144MHz帯も3.5MHz帯も全くのビギナーで、怖いものは無しだ。

これからの練習で方向の取り方を身に付けられたらそれなりに行けそうな気がする。

徳島の各局も、3.5MHz帯での競技に意欲満々なので、私も負けてはいられない。

しかし徳島の各局には144MHz帯の受信機はそこそこ普及しているが3.5MHz帯の

受信機はまだほんの少しの局にしか普及していない。  そこで、中国のメーカーから

受信機を直接輸入する事にし、希望者を募ったところ大勢の申し込みがあった。

この手の機器は昔は日本製・韓国製などもあったが、現在では中国製しか無い。

メーカーから直接$ベースで購入すると結構高くて人民元ベースで販売の中国国内

価格と大きな差があったので、中国の友人に依頼して国際宅急便で送って貰った。

機器はすぐに到着、試験の結果は不良品もなくて無事に各局に渡り一安心である。

さっそく徳島県支部のARDF担当から3.5MHz帯での練習会の案内がメールで来た。

なんと7月29日の日曜日だと言う。  この頃には梅雨も明けて炎天下での練習会に

なる事だろうが、みんなのやる気にお手伝いが出来た事にオヤジは喜んでいる。

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2012年7月11日 (水)

梅雨の季節と山桃

季節は梅雨と言うのに連日暑い日が続いている。

西日本はもうそろそろ梅雨明け宣言も近いだろうと思うが、梅雨前線が北上する時に

梅雨末期の強い雨があるかも知れないのでまだまだ油断は出来ない。

この梅雨の時季、徳島には珍しい果物が出回る。 「山桃(ヤマモモ)」である。

山桃は徳島の県の木に指定されており、我々は子供の頃から親しみのある木である。

山桃は木イチゴの様にジャムにしたり、焼酎などに漬けたモノは一般に知られている

が、さくらんぼの様に木の実のままで食べるのは他県ではあまり見掛けた事がない。

理由は果実が傷みやすいので最近の様に流通が進んでも他県に搬送された時には

味が落ちて美味しくなくなっているからだと聞いている。

幸い徳島県内ではJA直売所や道の駅等で朝摘みのモノが販売されているので新鮮

な内に食べる事が出来る。一般的に実が大きくて色が黒くなっているのが美味しいと

されているが食が豊かになったせいか子供の頃にシャツを真っ赤にして食べた味とは

何故か違った味がした。 しかし雨で遊びに出掛けられずにいた時に食べた少年時代

の記憶は鮮明に蘇って来た。 何年経っても懐かしい味は身体が覚えていた様である。

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2012年7月 5日 (木)

移動運用に参加して③

通信が始まった。 まず全国を10のエリアに分けてお互いをコールする。

コールするエリア順や周波数、時間帯は移動局には事前にメール連絡がされている。

直接の交信が出来れば問題はないが、交信が出来ない時のために各エリアの間には

中継の局がいてアシストをしてくれる。 コールサインやシグナルレポートは通信をする

局の間で直接交換が出来なければ交信として成立はしないが、アシストの局は今何処

から電波を出していますが、そちらは受信出来ていますか? とか再度コールしてみて

貰えますか? などと言うお手伝いをしてくれるので微細な信号の相手の時は助かる。

もちろん、コールサイン(呼出符号)や、信号レポートなどは一切教えては貰えないので

その部分だけは、お互い自力で伝え、また聞き取る必要があるのだ。

順番が四国エリアに廻って来た。 四国の移動局は香川県の局と我々の数局しか移動

していなかったので、全国からコールされて嬉しい悲鳴での交信がしばらく続いた。

結果、 1エリア(関東)・2エリア(東海)・3エリア(近畿)・4エリア(中国)・5エリア(四国)

6エリア(九州)・9エリア(北陸)の各局との交信が成立したが、7エリア(東北)・8エリア

(北海道)・0エリア(信越)の局とはつなげる事が出来なかった。

しかしながら、さすがは標高1000m地点での移動運用の威力だ。 普段では全く交信

が出来ない様な地域とつながった事が嬉しい。 日常いつでも話をする事が出来る局と

の交信も楽しいが、本来のアマチュア無線の魅力はこの辺にある様に私は思っている。

そんな意味からして本当に有意義な2日間であった。

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2012年7月 4日 (水)

移動運用に参加して②

6月30日の朝、移動運用に必要な機器アンテナなど一式を車に乗せて自宅を出発。

無線で連絡を取りながら目的地に向かった。 目指すは徳島県勝浦郡上勝町だ。

徳島の最高峰「剣山」に向かう林道の途中で標高は約1000m少々ある。

途中、耳が変になり持参したポテトチップスの袋はパンパンに膨れて来た。

目的地は心配した雨も大したことはなく我々は早速アンテナの設営に取り掛かった。

今回の移動運用の時間は6月30日(土)の午後1時~翌7月1日(日)の正午までだ。

昼にはアンテナの設営を終わらせたかったが、JI5GTK 野口さんから借用のアンテナ

は20エレメントのスタック八木で、3段つなぎになっており、組立てに手間取ってしまう。

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高い周波数の通信には指向性の強い高利得のアンテナは必要になるので、このくらい

の設備は普通である。 組立てるのに文句を言っていると結果がついて来なくなる。

野口さんも愛車の屋根に巨大なアンテナをローターで回転出来る様に設営している。

設営の途中に雨が降ったり止んだりで、作業の進行を妨げたが、アンテナは完成した。

運用場所は私が大阪時代に作った車内に組み立てる棚に機械を並べてセットした。

準備に時間を取られ、設営が終わったのは開始直前で昼食を取る時間は無かった。

さあ、どこまで電波を飛ばし、また受信することが出来るのだろうか?

いよいよ移動運用のスタートである。

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