天敵vs点滴
今回の入院中、いったいどれだけの点滴が私の体に入り、そして消えて行っただろう。
最初、食事が制限されていた頃の糖質・電解質輸液は栄養補給が目的で投与された。
この手の点滴は大体500ccの容量で、半日か1日掛けてゆっくりと投与される。
普通の食事になるか、病状が改善されて来ると中止される点滴だ。
点滴をしていると、余分に水分を摂っていない場合でも突然尿意が襲ってくる事がある。
尿管を取り付けている頃は気にしなくてもよいが、溲瓶になったら要注意である。
今回最も多く投与されたのはやはり抗生剤で、6月10日現在もまだ続いている。
1本100ccの容量で、毎日朝の10時に2本(2種類)夕方の6時と深夜2時にそれぞれ
1本ずつ8時間おきに1日4本(400cc)が入院時より連続的に投与されている。
深夜2時の投与は眠っている間に終わる事もあるが、目覚める事も多くその時は辛い。
この抗生剤は、私に根付いた菌を攻撃する菌にとってはいわば天敵となるモノであるが
菌の種類に適合した抗生剤で攻撃しないと、いつまで投与しても空振りに終わる。
現在、大塚製薬の「ロセフィン」と「クリダマシン」と言う2種類の抗生剤を投与しているが
最初の頃はあまり症状改善が見られず、やはりメーカーがよくないからだと思った。(笑)
本当のところ中国人やインド人と日本人では食べ物や環境の違いで発病する菌の種類
が違うと聞いていたので中国出張の多い私の場合、投与中の抗生剤では効かない菌を
貰って発病しているのではないのか? と不安だったがそのうちゆっくりだが腰の痛みが
和らいで来たのである。 やはり私は日本人であった様だ。
それから、後で判った事であるが、ロセフィンとクリダマシンは中外製薬とニプロファーマ
が各々メーカーで、大塚製薬製はそれを溶解させる生理食塩水のみであった。(??)
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