私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2016年8月

2016年8月31日 (水)

台風10号のツメ跡

やはり日頃あまり縁のない地方に上陸した台風は、大きなツメ跡を残した。

1つ救われたのは、本来なら温帯低気圧に変わる付近まで海上を進んだ事である。

台風が上陸した頃には、もうレーダーではその形をハッキリ確認出来ないほど衰退

していた様で、もっと南で上陸していたらと思うと本当にゾッとする。

それでも、昔から台風による決壊と修復を繰り返していない河川に一度に大量の雨

が降った結果、と言うものが顕著に出た。 雨水は海に流れ着くまでに自らの体積を

預ける居場所が必要になる。 その居場所の有る無しが、台風メッカの地方とそうで

ない地方で大きな差がある。 つまり治水状況が違うため、河川が氾濫し田畑や居住

地を冠水させないと、雨水の落ち着く場所が無いと言う訳だ。

そんな偉そうな事を言っても、四国地方でもオヤジが子供の頃はよく河川が氾濫した。

それは、河川の増水した雨水を海に送るポンプがまだ不十分だった為で、台風が来る

度にポンプ設備が増えて行き、ようやく現在の状態になったのである。

雪に備えるか?台風に備えるか? やはり、処変われば何とかと言う事なのだろう。

  

2016年8月30日 (火)

この台風はいけねぇ

台風10号が史上初めて太平洋側から直接東北地方に上陸する動きを見せている。

この台風は勢力が異常に大きいだけに、台風に慣れていない地域をいきなり襲うと

言うのはいけねぇ。 台風対策がある程度出来ている沖縄・九州・四国に上陸しても

甚大な被害が予想される勢力だけに、今回上陸すれば深刻な事態になりそうだ。

自然災害と言うのは、なぜか容赦をしない。 東日本大震災・昨年の9.11の水害に

続き、またまた東北地方と言うのは、本当に何とか出来ないものかと思ってしまう。

それにしても、この様なアブノーマルな気象状況になって来たのは、やはり地球規模

で何かが変わって来ているのだろう。  宇宙の歴史から見ると、人間の存在など僅か

な時間でしかない。 そんな我々がハッキリと変化を感じると言う事は、よほど急激に

地球が変化して行っていると言う事なのだろう。! それだけ急激に文明が進みその

代償として地球環境を変化させて来た結果なのだと思う。

そんな文明をもってしても、まだ人間は自然には勝てない。 今回の台風も、その恐ろ

しさを知るオヤジには、「どうか被害が少なくて済みます様に」、と祈る事しか出来ない。

<8月30日朝>  

2016年8月24日 (水)

過ぎゆく阿波の晩夏

気が付けばいつの間にかオリンピックも終わり、朝夕は巷に秋風が吹き始めて来た。

南国徳島は、まだ日中の気温は30℃を超える猛暑だが、その様相は少しずつでは

あるが着実に秋に向かって動いている。それが顕著に判るのは、日の傾きと日の出 

日の入りの時間だろう。   南の窓から差し込む日の光が部屋の奥まで入る様になり

夕方でも太陽を浴びて熱かった愛車が、建物の陰にスッポリと隠れる様になった。

こんな1つ1つの小さな事象が、確実に秋に向かって変わって行っているのである。

今までのオヤジは、こんな事はただ漠然と捉えていたに過ぎなかったが、ここに来て

日々の繰り返しの中に細かく感じる様になった。 これがサンデー毎日なのだろう。

話しは変わるが、先日そんなオヤジのもとに退職した会社から創立50周年を記念し

て行われる社員旅行に、オヤジがご招待頂けると言う内容の案内状が届いた。

オヤジより前に退職された歴代功労者の諸先輩方に交じり、退職ホヤホヤの功労者

でもないオヤジまでお招きを頂ける事に恐縮しているが、本当に嬉しいお話だ。

場所は大鳴門峡を超えればすぐの淡路島ではあるが、久々に懐かしい面々にお目に

掛かれるのを今から楽しみにしている。 秋は寂しいだけではなく良い事もあるのだと

思い直しているオヤジである。

  

2016年8月20日 (土)

日本の品質を見た

リオ五輪も終わりに近づいて来たが、今日は日本の歴史を変える1日になった。

男子400mリレーの決勝で日本チームがジャマイカに次いで2位に入った。

オヤジが、ドーピングでもしないと勝てないのか、と言った陸上競技で日本は堂々の

銀メダルを獲得した。 しかも最終的に失格になったが、アメリカを押さえての結果を

誰が予想しただろうか?  出場した日本の4選手は、国内では期待されながらもまだ

誰も100mを9秒台で走った者はいない。 今回個人で出場した種目でも、ファイナル

まで残った選手さえいない様なチームが、歴史的な事をやってのけたのである。

これはひとえに「バトンタッチ」と言う日本の技術力がなしえた結果だろう。

バトンタッチにおけるロスタイムを極限まで省力化した日本の品質は実に素晴らしい。

化学の世界では日本の品質の高さを常に見て来たオヤジも、こんなスポーツの世界

にまで日本の高い品質が影響するとは正直思わなかった。

高度な技術を繰り返し練習して会得し、実戦で発揮した選手たちはいわば「職人」だ。

どんな分野も、日本は「技術力」と「職人技」を合わせての「品質の良さ」で成り立って

いる国だと証明された。 日本チーム、本当によくやった。 おめでとう!!

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2016年8月17日 (水)

人類学とスポーツ

ロス五輪も後半戦に入って来た。 日本は連日のメダル奪取に沸いているが、陸上

競技だけはどうしても勝てない。 勝てないどころか、準決勝、決勝にも進めない。

陸上競技を観ている時、オヤジはアメリカ人か、ジャマイカ人に生まれて来たかった

と、つくづく思う。(笑) これは冗談であるが、どうして勝てないのだろうか?

陸上競技の選手たちは圧倒的に黒人が多い。骨格や筋肉のつくりなど人類学的に

見てどうしても黒人には敵わないものが有るのだろうと思う。 昔はそんな黒人達は

人種差別で出場できなかったり、発展途上国などは十分な強化が出来なかっただけ

で、その垣根が無くなった現在、陸上競技は黒人が圧倒的に有利になったわけだ。

あのカモシカの様な長い脚を見ても判る。 単純に考えて同じ速さで1歩ずつ走った

時、脚の短い日本人とはかなりの差がつく。  これをカバーするためには彼らが1歩

走る間に1歩以上走る体力が必要な事は、子供でも判るだろう。

そのため日本人選手はゴール前で体力を使い果たし、ことごとく失速する事になる。

この理屈と、現象をカバーするためにはやはり「ドーピング」しか無いのだろうか?

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2016年8月16日 (火)

阿波の夏が終わる

4日間の阿波踊りもアッと言う間に終わった。 南国徳島は朝日が出るのが遅くなり

夕日の沈むのが早くなった。 今日から阿波踊り演舞場の桟敷の撤去作業が始まり

観光客が、どんどん徳島の街を後にして行く。 朝に蝉の無く声も全く聞こえなくなり

急に寂しくなってオヤジの一番嫌いな季節に入って行く。 

本来ならそろそろ勤務が始まり出張に出掛ていたので、そんな感傷はしばし忘れて

しまっていたが今年からは、その出張も無くなり、南国の夏が終わって行くのをただ

ひたすら見送る事になっている。 しかし祭りの後とは本当に良く言ったものである。

さて、正直なところは、少女の様におセンチにばかりはなっていられない。

気候が良くなったらやる事が目白押しだ。  2017年の11月、ARDFの全日本大会

が、徳島県で開催される事が決まったからである。 競技場所や会場施設の選定は

もとより、競技を行うために必要なスタッフ集めなど数々の準備が待っている。

本年度よりJARL徳島県支部のARDF委員長に就任したオヤジにとっては、来年の

大会の成功は必至事項になっている。 まだ1年以上もあると思ったら大間違いだ。

1年ぐらいはアッと言う間にやって来る。 サンデー毎日になった今、目的になる事が

あるのは幸いであるが、元気に乗り切る為には感傷にしたる暇はない様である。

  

2016年8月13日 (土)

2016阿波踊り始まる

今年も8月12日から徳島市の阿波踊りが始まった。

いま、徳島の街は県外からの観光客でごった返している。 オヤジの家の川向こうに

ある皇太子殿下も宿泊されたホテルには次々と観光バスが到着し、その都度大勢の

宿泊客がホテル内へと吸い込まれて行く。 普段はポツポツと灯っている部屋の照明

も、今はほぼ全室からカーテン越しにこぼれている。  市内は大渋滞で徳島ラーメン

や、うどんなどの有名店はもとより、ファストフード店なども軒並み駐車場は満車状態

で、食事をするのもままならない。 先ほども、鳴門の大塚美術館から市内向けの道

が大渋滞で、なかなか車が進まないと言う仲間の声が無線機から流れて来た。

こんな時は、どこにも行かず冷房の効いた部屋でおとなしくしているに限る。

何せ人口20万人そこそこの市に踊りの4日間で延べ120万人の観光客が来られる

のだから、想像いただけるだろう。 

今年はそんな阿波踊りの開幕に花を添える様に「ブルーインパルス」の飛来があった。

踊りの開会式イベントに合わせての飛行に、徳島市内はしばし大爆音に包まれた。

オリンピック期間と言う事もあり大空に五輪を描いたり一糸乱れぬ編隊飛行に市民は

携帯電話をかざして首を痛くしなから夕刻の空を見上げた。 なかなかの迫力だった。

そんな阿波踊りも今日で2日目、アッと言う間に今年も「祭りのあと」を迎えそうである。

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2016年8月 9日 (火)

おもしろ飲み物

おもしろい駄菓子飲料が手に入った。 袋には「生いきビール」と書いてある。

文字どおり、大人の真似をしてみたい子供が飲む、粉末のビールもどき飲料である。

そう言えば、オヤジが子供の頃にも「渡辺のジュースの素」や「春日井のソーダの素」

など、粉末を水で溶かして飲む駄菓子飲料があった事を思い出した。

当時は夏間に飲む清涼飲料水と言えば「ラムネ」か「サイダー」ぐらいしか無かった。

チョッと高級品になると、「バヤリース」のオレンジジュースがあったがラムネが10円

の頃、バヤリースは50円ほどしていたと記憶している。 そんな頃に一杯あたり5円

で飲める粉末ジュースは、子供としてお小遣い節約の貴重な飲料水だったのである。

単に重曹、ブドウ糖、着色料、香料を混ぜただけの粉末飲料であったが、作る時には

妙にワクワクしたのを覚えている。 オヤジは子供だましと思いながらも当時を懐かし

んで作って見たが、泡の出来方が実に良く出来ていて、本物のビールとソックリだ。

こんなところにも科学の進歩が感じられる。 味は昔と少しも変わっていない感じだが

昔にこの技術があったら立派なクリームソーダが出来た事だろう。 

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2016年8月 8日 (月)

スマホ無線の実験

オヤジはいつも「持つならスマホよりパソコン!」と言い続けて来たが、持ち運びする

パソコンが無くなり、ふとした経緯から携帯電話をスマホに変えたら、パソコン以上に

普及している理由が少しは判った様な気がする。 スマートとは「細身」の事と思って

いる人も居る様だが、本来の意味である「頭の良い・賢い」電話と言う事がよく解かる。

今頃何を言っているのか、と言われそうだがアプリが実に多くて充実している。

有料・無料を含めて、世界中から提供されるアプリでプレイストアは溢れかえっており

何をインストールすればよいのか迷ってしまうほどである。

アマチュア無線の関係も多かったが、今回「Echolink」と言うアプリを入れて実験して

みたのでレポートしてみたい。 以前にも書いたが最近の無線業界もVoIPと呼ばれる

無線と有線を合体したようなスタイルの通信が認められている。言わばスカイプと無線

を合わせた様な方式で、途中までネット回線で音声を運び途中から無線で相手局まで

伝えると言う方式だ。 スマホでノード局(中継局)までつなげばよいのだが、無線局の

免許状を画像送付して申請しないと、使用認可が下りない様な仕組みになっている。

スマホの画面が送受切り替え画面になり、携帯電話機で通信が出来るのである。

セットアップしてローカル局までつないでみたが、音声も綺麗で全く違和感は無かった。

有線か無線か問われるところだが、これで無線機が無くても、どこでも通信が出来る。

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2016年8月 6日 (土)

そっと見守って応援

リオデジャネイロ五輪が開幕した。 さすがにカーニバルで知られる国の大会だけに

開会式一つを見ても、カラフルで鮮やかなラテン国の印象を受けた。

地球の反対側で開催される大会に、これからの何日間かはしばらく昼夜逆転しての

応援が始まるが、サンデー毎日のオヤジには影響が少なくなったので嬉しい。 

今回もまたまたマスコミの在り方についてのお話になるが、オリンピックなどの大きな

大会になると、マスコミは随分前から金メダル候補を大々的に取り上げてプレッシャー

を掛ける。そうでなくても日本国を一身に背負ったプレッシャーは計り知れないものが

ある事だろうに、その上煽り立てられると逆に潰れてしまうのではないかと心配する。

事実、過去の様々な大会でも期待された選手が実力を出せない例をいくつも見た。

その反対に、注目されていない選手が金メダルを取ったと言う例も少なくない。

もう今からでは遅いかも知れないが、マスコミよ選手を潰さない様そっと見守って応援

して欲しいと願っているオヤジである。

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