黄金週間2015 ③
5月3日の朝が来た。 あいにく宮崎高千穂は朝から小雨が降っている。
昨年まで日焼けする様な天候の下で競技したが、今回初めて雨に遭ってしまった。
朝食後、受信機に雨対策をして集合場所に向かう。 オヤジは3組目のスタートだ。
ここ高千穂は何度訪れてもその高低差に参ってしまう。 この日も雲の合間から高い
尾根と深い谷底が見え隠れしている。 今回の競技時間は2時間30分と言う事だ。
この時間1つ聞いただけでも、相当の距離を歩く事が予想される。
スタートしてすぐ、走り出したらブレーキが効かず惰性を止める事が出来ないほどの
下り坂が続く、逆にこんな坂を登る事も多いのである。 山道が微妙に重なり合って
いて近くまで追い詰めたと思っても、更にその向こう側から聞こえると言う繰り返しに
いつも悩まされるが、それが判っていても難しいのが高千穂なのだ。
専門的には電波の山岳反射と言うヤツだが、オヤジにはまだそれを深読みする余裕
などは無く、ただひたすら強い信号を目指して山道を駆けずり回るだけである。
結局オヤジは1個しか見つける事が出来なかったが時間ギリギリに帰着し3位入賞。
オヤジより多くのTXを見つけた人でも時間超過で失格者続出と言う結果がこの場所
の厳しさを物語っている。 昼食のあと、5月24日の四国地方大会での再会を約束し
オヤジら一行は高千穂を後にした。
コメント