往年の名機に会う
倉敷の製作技術講習会で、その昔に憧れだった往年の名機と出会った。
機器の名前はトリオの「TX-88A」だ。 トリオと言ってもご存じの方は少ないかも知れ
ないが、現ケンウッド社が改名前の旧社名である。 我々の様な古い世代のアマチュア
無線局にとってはとても懐かしい社名であり、懐かしい機器なのだ。
この機器が発売されたのは1960年頃だったと思うが、当時メーカー製の機器を持って
いる局は、何処か良い処のボンボンだろう!! と言われていた時代である。
アマチュア無線家の多くがアルミのシャーシとパネルに穴を開けて自作していた時代で
オヤジもその1人だった。 当時は、欲しくて欲しくてたまらなかったメーカー機である。
そのTX-88Aと意外な場所で出会った。 送信の波形見本を見せる為に用意した様で
あるが、随分綺麗に使ってあり、今も正常に作動するのには驚いた。
終段送信管の、UY-807(ハチマルナナ)も、長きに渡って活躍した真空管だった。
いつまでも見ていたかったが、往年の名機に別れを告げて徳島への帰路についた。
オヤジさんのこの名機をいつまでも見たいとは、よくわからんね、でもよく見ると確かに昔のラジオにこれに近いもん思い出した、小学生の時ラジオがガ-ガ-言うんでドライバ-で真空管の周囲を触っていたらボ-ンと言うて火花が出た、思い出したよ。
投稿: 多田 | 2014年3月 4日 (火) 12:09