阿波のローカルコンテスト
3月1日よりA3(阿波3月の意味)コンテストが始まった。
3月10日までの10日間行われるアマチュア無線のマラソンコンテストである。
無線のコンテストとは限られた期間内に出来るだけ多くの局と交信し、レポート交換を
行うもので、全国的、全世界的に多くのコンテストがあるが今回のA3コンテストはその
ローカル版、と言ったところの小さなコンテストである。 しかしながら、9月に行われる
A9コンテストと共に徳島のハム仲間の間ではチョットしたイベントの1つになっている。
このコンテストに参加の県内外の局と多く交信する事のほか徳島県内の24の市町村
を出来るだけ多く取る事もマルチポイントと言う形で得点を増やす事になるので、各局
はこの時期、標高の高い山の上などに移動して運用する事が多い。
ご多分に洩れず私もローカル局数名と一緒に、いつも移動する名東郡 佐那河内村の
大河原高原に登った。 標高は約1000mほどある。
山上には風力発電用の風車が幾つかあり、当日はもの凄い音を立てて回転する程の
強風の中、アンテナの設営を行った。 気温もO℃ほどで、寒さで手が縮かんでしまう。
今回は風で倒れない様な簡単なアンテナにしたが、標高が高いので遠くまでよく飛ぶ。
430MHz帯のFMで愛知県春日井のJA2EQ加藤OMと楽々コンタクトが出来た。
その後、車内で暖房を掛けながら約50局ほどと交信したが、午後から天候が急変して
風に加えて雪が降り出し、辺りが白くなって来たのでノーマルタイヤで下山出来る内に
早々に閉局した様な次第である。 帰宅して風呂に入ってもしばらく震えが止まらない
ほどであったが、何とか風邪を引くのだけは防げた様だ。 まさに葛根湯様々である。
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