受信プリアンプ製作記①
受信用プリアンプ装置自体の仕組みは、一口で言うと「切り替え器」である。
プリアンプはアンテナとトランシーバーの間に取り付けて使用するが、受信時の微弱
電波を増幅するのが目的なので、送信時には必要としない。 逆に送信電波の通り
道にプリアンプの回路があると電波の送出を邪魔するだけではなく、機器を破損させ
てしまう事にもなってしまう。 そこで受信時にはプリアンプを通って増幅された電波を
受信機に送り込み、送信時には送信機からの電波をプリアンプを通さないで、スルー
させてアンテナに送り込む為の切り替え器が必要になってくる訳である。
ここでポイントとなるのは切り替えに使用するリレーだ。 電気を切り替えるリレーは
市販品も多いが、電波を切り替える為のリレーは特殊品なのでメーカーも少ない。
先ずは製作にあたり、このリレー(高周波リレー又は同軸リレーと言う)を探す事から
始めた。 ホームページで検索したところ、現在国内では東洋通商と言うメーカーの物
しかなく、しかも特注品が主なので在庫している種類も少なかったが秋葉原の専門店
で、使用出来る同軸リレーを何とか見つける事が出来た。 さすがは秋葉原だ。
1月12日(土)、3連休の初日にリレーが到着したので早速組み立てに入った。
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