孫平の教材製作
終戦記念日の夜、阿波踊りはフィナーレを迎えた。 4日間なんてアッと言う間である。
踊りの最後に有名連が揃っての「総踊り」は圧巻であったが、これで徳島の夏も終わり
かと思うと少し寂しいモノがある。 でも徳島県人は来年に向けてまた1年頑張るのだ。
阿波踊りの時季になるといつも思い出す事がある。 それは私が電気に興味を持つ様
になった切っ掛けの事である。 最近は有名連の一部でしか使用していない様であるが
私が子供の頃は今の団扇(うちわ)と同じぐらいみんな手持ち提灯を持って踊っていた。
私の親父も、会社の名前が入った提灯を持って踊っていた様で、4日間の踊りのあとを
物語る様な、壊れ掛けの提灯を貰った事があった。 当時、提灯の底には単1乾電池
2個と豆電球からなるロウソク代わりの回路が組み込まれていてこれが私の興味に火
を付けたのである。 よく提灯を持って押し入れに籠もり、豆電球を点けて遊んだ。
自分なりに豆電球の数や、乾電池の本数などを変えて試行錯誤したのを覚えている。
今思えば、どうしたら電球が点いて、どうしたらより明るく点くかと言う様な事をその時に
自然に身に付けた様な気がする。 そこで私の孫にも同じ様な興味を持たせようと思い
立ち、ジイジは簡単な教材作りに取り掛かったのである。
ホームセンターで電池ケースと豆電球、配線用クリップコードを買って木盤に取り付け
た簡単なモノだが、興味を示して押し入れに籠もってくれればひとまず成功である。
最終的にはアマチュア無線がやりたいと言ってくれれば、大成功なのだが........
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