夏本番来たる⑤
阿波踊りも始まってしまえば4日間ぐらいはアッという間に過ぎてしまう。
踊りが終われば徳島の街は急に寂しく秋らしく感じ始めるので阿波っ子は嫌いである。
特に街のあちらこちらに設置されていた「桟敷」の撤去が始まると寂しさは倍増する。
まさに「祭りのあと」と言う感じであるが、その反面5月の連休が終わった頃から踊りの
練習のお囃子が聞こえて来る様になると今年も夏がやって来るぞとウキウキし始める
のも阿波っ子だ。 とにかく徳島県人は毎年の阿波踊りを本当に楽しみにしている。
徳島の観光地では阿波踊りの期間に合わせて色々なイベントが開催される。
鳴門の渦潮を見て、四国八十八ヶ所の1番札所の霊山時(りょうぜんじ)を訪れ祖谷の
かずら橋から大歩危・小歩危、うだつの里を廻れば徳島も観光するところは結構ある。
食べる方では、鳴門鯛や鰹の刺身など海のモノから名物鶏の阿波尾鶏料理や御所の
タライうどん、祖谷そば等があるが鰹のお刺身がお薦めだ。 足の速い魚なのに、叩か
なくても全然臭わない新鮮な鰹を是非お刺身で味わって頂きたい。但し、どこの店で食
べても同じと言う訳には行かないので、事前の下調べは必要になるだろう。
また、踊りに参加される有名人も多くて毎年何人かの有名人を見掛けるのも楽しみだ。
何はともあれ、まだ阿波踊りを実際にご覧になった事のない方は是非一度徳島に足を
運んで本場の阿波踊りをご覧頂きたい。 鳥肌が立つ様な感動を請け合います。
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