梅雨の季節と山桃
季節は梅雨と言うのに連日暑い日が続いている。
西日本はもうそろそろ梅雨明け宣言も近いだろうと思うが、梅雨前線が北上する時に
梅雨末期の強い雨があるかも知れないのでまだまだ油断は出来ない。
この梅雨の時季、徳島には珍しい果物が出回る。 「山桃(ヤマモモ)」である。
山桃は徳島の県の木に指定されており、我々は子供の頃から親しみのある木である。
山桃は木イチゴの様にジャムにしたり、焼酎などに漬けたモノは一般に知られている
が、さくらんぼの様に木の実のままで食べるのは他県ではあまり見掛けた事がない。
理由は果実が傷みやすいので最近の様に流通が進んでも他県に搬送された時には
味が落ちて美味しくなくなっているからだと聞いている。
幸い徳島県内ではJA直売所や道の駅等で朝摘みのモノが販売されているので新鮮
な内に食べる事が出来る。一般的に実が大きくて色が黒くなっているのが美味しいと
されているが食が豊かになったせいか子供の頃にシャツを真っ赤にして食べた味とは
何故か違った味がした。 しかし雨で遊びに出掛けられずにいた時に食べた少年時代
の記憶は鮮明に蘇って来た。 何年経っても懐かしい味は身体が覚えていた様である。
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