九州旅行とARDF ⑦
明けて5月6日、いつの間にか連休最終日になった。
いよいよ日本アマチュア無線連盟徳島県支部主催のARDF競技大会の日が来た。
早くから各局の協力のもとに準備を進めて来たので何としても成功のうちに終わりたい。
私は第3送信機の担当になった。 送信機の監視員は競技開始までに送信機を山中に
設置し、競技終了まで監視するのが仕事である。 競技はSIと言う機器でチェックするが
もしSI機器が故障した時のために監視員が遠巻きに競技者のゼッケン番号と通過時間
を記録する事になっており、これも重要な仕事になる。
開始前、5つの送信機から電波が順番に正常に出ているかを確認し、スタートを待った。
10時30分、第1組がスタートしたと無線を通じて連絡が入る。 さあ本番が始まった。
30分ほどして次々に競技者がやって来て、3番送信機をクリアして通り過ぎて行った。
一応3番送信機に至る道はあるが競技者によっては私の背後から一ノ谷の戦で源義経
がやった様な「鵯越の坂落とし」で来る者もいる。 道無き道なのにみんな本当に凄い。
都合4時間ぐらい森の中に身を隠して監視をしたが、13時10分競技は終了した。
その後も、送信機やSI機器の撤収などがあり、送信機の担当者は結構忙しかった。
結果はトラブルもなく香川のエキスパート各局からも、送信機の設置場所も素晴らしくて
良い大会であったとの評を頂き嬉しい限りだ。 大成功のうちに大会は無事に終了した。
この連休はまさにARDF三昧の連休であったが非常に充実した素晴らしいものだった。
改めて健康に感謝! である。
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