世紀の天体ショー
5月21日は朝5時に目が覚めた。 今日は金環日食がある日だ。
生涯の内には、もう多分見る事が出来ない世紀の天体ショーと言う事で興奮していた
せいか気になって早く起きてしまった様だ。 天気予報と前日の空模様から日食を見る
事は難しいだろうと勝手に決めていた私は、目が覚めて快晴だったのには驚いた。
「段取りの雅」と異名をとるオヤジにしては珍しく観測用のグラスも用意していなかった
ので、慌てた事は言うまでもない。 すぐに近くのコンビニまで走ったが、全て売り切れ。
今頃になって慌てても、後悔しても始まらない。 やはり段取りは大事である。
そこで家にある何かで代用出来ないか周りを探しまくったが、良いモノが見つからない。
最終的にはDVDの包装紙が何とか利用出来そうだったので自作でグラスを作った。
デジタルカメラにもフィルターの様な形で巻き付け、ニワカ作りのグッズが出来た。
時刻は6時を過ぎ、世紀の天体ショーが始まった。 太陽は右上から欠け始めて行った。
少し雲が太陽の前を通り過ぎて行く事もあったが、観測にはほとんど影響は無かった。
徐々に空を見上げる人も増えて来た。 午前7時29分、太陽に月が完全に重なった。
綺麗な金環日食が目の前にある。 神秘の現象に私も少し感激してしまった様だ。
生きている間に、この様な珍しい現象を見る事が出来たのは本当に幸せである。
次に金環日食が見られる頃、地球はそして日本はどの様になっているのだろうか?
コメント