2012 春の中国出張記③
中国出張3日目は無錫から同じ江蘇省の北部にある塩城と言う街まで来た。
出張4日目の本日は塩城から南西に下って、現在は南京の市内に宿泊している。
中国に出張で来ると、普段日本では経験しない珍しい事や様々なモノに出会う。
本日も訪問先の会社で信じられない様な「中国グッズ」を見つけたので紹介して見たい。
訪問会社の事務所の机の上にEPSON製のプリンターがあったが、何か様相が違う。
よく見るとプリンタ内部から並列に揃った電線の様なモノが出ており、その先には大きな
インクタンクがセットされている。 インクタンクはプリンタと同じ様に机の上に置いてあり
その容量は我々が知るプリンターインク量の優に5倍以上はある大きさだった。
最初は何をしてあるのか判らず、よくよく観察すると電線と思われたのはインクの色の数
だけ平行に並んだ細い透明樹脂製のチューブで、その中をインクが通っている。
チューブの端は、プリンタ内部の本来インクをセットするユニットに全く別の部品を介して
つながっていたのである。 つまり頻繁にインクを取り替えるのが面倒なために、巨大な
外部タンクを設置して純正外の方式でインクを供給する海賊版のグッズだったのである。
当然、この様な方式をEPSONは承認していないだろうと思う。 まさに中国のありさまを
象徴する様な1つのグッズであった。
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