大阪で本場の火鍋
大阪で親しい友人と食事をした。地下鉄御堂筋線「心斎橋」駅の1番出口を出て徒歩
3分ほどの商店街脇にある「小肥羊」と言う本場中国の「火鍋」専門店である。
小肥羊は中国語で「シャオフェイヤン」と呼ばれ中国内蒙古の飲食企業の大阪店だ。
日本では2006年ぐらいから東京を中心にフランチャイズを展開し現在迄に心斎橋店
を含め全国に8店舗ほどある。日本での知名度はまだ低いが中国では有名な火鍋の
専門店だと聞いている。 私は以前中国出張の時に、北京で「重慶火鍋」と言うモノを
食べた事があり、まさに口から火を吐く様な辛い印象が記憶の片隅に残っていた。
一般的に火鍋は激辛の紅湯(赤スープ)と、普通の白湯(白スープ)が、中央で2つに
分かれた鍋に別々に入っており、好みのスープに好みの肉や野菜を入れて食べる。
肉は店の名前のとおり羊肉(ヤンロー)が一般的だが日本は豚肉も牛肉もある様だ。
店のスタッフは、日本語は話せるもののどこかぎこちない喋り方の中国人が多い。
味の方は私の心配をよそに、赤の麻辣湯も白の白湯もとても美味しかった。
正直この味を日本で出すのは難しいだろう。 本場のスパイスがよく効いていて辛さの
中にも旨みがある。 麻辣湯と言うだけあって「山椒」がよく効いて舌先が痺れる。
麻婆豆腐もそうだが、麻とは痺れると言う意味で山椒が入っていなくてはならない。
しかるに日本の麻婆豆腐は唐辛子だけで山椒が入っていない様な店が多い。
この辺が、本場中国の中華料理と日本の中華料理の違いであると私は思っている。
いずれにしても、大阪で本場の火鍋を食べる事が出来たのは本当に幸せである。
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