便利グッズ今昔
少し前まで大活躍した便利グッズが最近トント使われなくなって泣いている。
中国出張の時などに重宝した「モデムセーバー」と言われる器具である。
最近、中国のホテルでのインターネット接続は日本などと比べるとそのスピードは遅い
ものの、ほとんどがLAN回線による接続になっている。 しかしまだ数年前までは接続
の主流は電話回線を利用した「モデム」接続であった事は出張者たちの記憶に新しい。
しかし中国でモデム接続をしていた時代に電話回線がまともに一発でつながる事など
ほとんど無かった。何故なら中国では電話回線とモジュラープラグの接続がルールに
従わず、勝手気ままにされていたからである。 接続が違ったらつながる訳がない。
そんな時に大活躍したのが「モデムセーバー」であった。 プラグの内外の接続を反転
させたり、極性を合わせたり、パソコンを壊す異常電圧を監視したりとそれは重宝した。
これが無かったら、あの頃の中国ではパソコンはタダの重たい箱になっていただろう。
最近LAN回線が普及して来たと言えどもそこは中国、LAN回線でのトラブルも多い。
まずホテルに用意されているLANケーブルは固定用の爪が折れているか断線をして
いると思った方がよい。 このケーブルは絶対に日本から持参する事をお薦めする。
さらにひどい場合は絨毯の下や壁の中での断線がある。私も何回か中国で電気工事
の小父さんをして復旧させたものである。 そんな時に活躍するのがLANテスターだ。
ケーブルの断線を瞬時にチェックしてくれる。 最近はこちらを持参して出張している。
時代の流れと共に、中国で活躍するグッズも新旧交代である。
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