私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

« オンエア再開に向けて | メイン | PTTスイッチ完成 »

2011年11月 5日 (土)

パイルアップ競争

本日もアマチュア無線の事について書いてみたい。

私は愛知県の「春日井アマチュア無線クラブ」を中心に全国に沢山のハム仲間がいる。

ハム仲間は結束も固く何かにつけて協力し合うところがある反面、普段は交信出来ない

珍局を呼ぶ時などは競争になる事がある。世界のイベント記念局や、アマチュア局数が

極めて少ないアフリカの局、南極の基地局などが出ている時がそうである。

交信したい世界中のアマチュア無線局が一斉に自分のコールサインを叫んで呼ぶ。

これを無線用語でパイルアップと言うが、まさに取って貰えるかどうかの競争である。

呼ばれる側は、呼んで来る無数の局の電波が一斉に飛び込んで来る訳で、まともな音

にならないのが常である。しかしそんな中でもちゃんと相手にコールサインを取って貰い

交信に至れる局がいる。 しかもそう言う局はいつも決まって同じ局である事が多い。

最初は、違法にパワーを出している局なのかとも思ったが、必ずしもそうでは無い。

小さいパワーの局でも、いつもチャッカリと持って行ってしまう局がいるのである。

結論から言うと、金儲けも同じ様なモノで皆と同じ事をしていてはダメだと言う訳である。

つまり、他の局と違った特徴を出して相手に如何にして取って貰うかと言う事なのだ。

ハイパワーもその1つには違いないが、免許の資格で出せるパワーは決まってしまう。

結局は、パイルアップの中でも拾って貰える「音」を作り上げる事が必要になって来る。

このため私も、イコライザーやコンプレッサーマイクを使用して、取って貰い易い音を作り

出す努力をして来たが、最近はこの様な機器が普及して、多くの局が利用している。

これからは何の付加も加工も無いシンプルな音の方が逆に効果が出るのかも知れない。

Fam13 Am808g

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/316856/27392713

パイルアップ競争を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿