おかしなギックリ腰
次の1週間は在宅勤務の週であったが週明けには中国への定期出張を控えていた。
我が家に帰っても依然として食欲はわかず、食事のメニューで家内を困らせた。
中国出張を3日後に控えた日の朝、最初の異変が起きた。(3/24)
寝床から起きて立ち上がれないのだ。 前の晩、大阪に出張の時と同じ変な熱が出た
が、立ち上がる事が出来なくなる様な兆候は何もなかった。
何とか腕の力だけでモノにすがって起き上がったが、腰が全く言う事を聞かない。
まさにギックリ腰の症状ではあるが、いつ何処でそうなったのか全然思い当たらない。
夜中に変な寝相をして寝違えたのが原因だろうと思うほかはなかった。
その時の私には出張までには絶対に直さなければいけないと言う頭しかなかった。
湿布をしたり使い捨てカイロで温めたりして様子を見たが症状は一向に良くならない。
腰に負担が掛からない様、その日から在宅勤務も就寝も、私がいつも「ニトリの椅子」
と呼んでいる安楽椅子の上で始まった。 寝床よりは寝起きは楽になったが、トイレに
立つたびに腰の激痛に悩まされた。 結局、最後は家内に杖を買って来て貰って移動
する様な始末である。 腰の状態が全く良くならないまま中国出張の前日を迎えた。
今回は、工場の担当者と前日に大阪で合流して前泊する予定になっていたが、とても
出張など出来る状態ではない。 直ぐに予定をキャンセルして、最終的には私抜きで
代理店と同行して訪中して貰う事にした。(3/26)
私は腰の痛みをこらえて、そのままニトリの椅子の上で在宅勤務を続けた。
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