年寄りは応用だ
今年の夏も自身が脱水症状になっている事に気づかず、倒れてしまう高齢者の
ニュースをたくさん耳にしたが「あ~!これも同じ感覚なんだ」と言う体験を
オヤジもすることになった。もちろん夏の暑さが無くなった現在、脱水症状で
体験したのではない。朝晩の気温が下がり始め人々の挨拶の中に「寒くなりま
したね」の言葉が入るようになったが、時季的にはとても過ごしやすい気候で
冷房も暖房も要らない貴重な期間だとオヤジは思っていた。特にマンションの
場合は、一軒家と違って寒暖の差が少なく、一年の内で一番良い時季ではない
だろうか、と感じていた。しかしオヤジの身体に異変が表れた。鼻水がとめど
なく流れ、クシャミが続く症状が時折やって来るのだ。別に風邪を引いたわけ
でもなく、症状はしばらくすると治まるが、また何かの拍子に飛び出してくる。
熱いお茶を飲んだり、風呂に入ったり、布団に潜り込むと速く治まることから
色々考えた末に出した結論が「隠れXX」だ。つまり脱水症状と同じで、脳は
快適な環境だと感じていても、実際に身体は「寒い!」と反応しているわけだ。
チョッとだけ暖房を入れても暑く感じないのは、それを物語るのかも知れない。
状況は違えど、脱水症状と同じで放っておくと本当に風邪を引いてしまう事に
なるのだろう。危ない危ない、歳を取ると言う事はこう言う事で、無意識の内
に身体に変調を与えてしまうので始末が悪い。一つの事象だけでなく、もっと
幅広く応用を利かすべきである。年寄りの感じ方の低下を学んだオヤジである
が、本当の風邪に罹る前に「葛根湯」は強力な予防薬である事も同時に学んだ。
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