いつからこんな
巷で「メシハラ」とか「ノミハラ」と言う言葉が流行しているそうだ。最近は
口を開けば、何でもかんでもハラスメントだと言う時代になって来た。今回の
二つのことは、上司が部下を食事や飲み会に誘う行為がハラスメントだと言う
ものだが、一体いつからこんな世の中になったのだろうか。アフターファイブ
まで上司に付き合う必要は無い、と言う考え方だが、金が無いぺーぺーの時代
何とか奢って貰おうと上司に付き廻ったオヤジ世代から見ると、君たちは一体
いつからそんなに偉くなったのだ、と言いたい。確かに上司から、俺の時代は
アーだったコーだった、と壊れたレコードのように延々と説教や武勇伝を聞か
される飲み会なら行きたくないのも理解はできる。しかし、仕事の上だけでは
得られない和や連帯感を求めて、更には部下の悩みを聞くことを目的に声掛け
する上司も多いハズだ。何よりも酒の席で学ぶ事が意外に多いのだ。グラスを
左手で受けないとか、社内だけの宴会と接待時の座り位置の優先順の違いとか
がそれだ。これらを授業料無しで、オマケに飲み食いをさせて貰った上で身に
着けられるのだから、こんな有難い事は無い。これも「修行」や「勉強」だと
捉えたら安易に「ハラスメント」と言う言葉は出ないように思うが、最近では
これらのマナーを酒の席で教えられる上司が居ない、となれば彼らにとっては
魅力の無い飲み会になっても仕方ないかも知れない。確かに社員研修をしても
オヤジたちが、普通に会社人として仕事や酒の席で学んだことを知らない者が
多い。もっとも、それらを必要なマナーとして認識せず、そんなモノはいまの
時代には必要ない、と感じて仕事をしている世代が増えたからかも知れない。
しかし知らなければ恥をかく世界は必ずある。君らはそのステージに行けない。
考え方の差だが、いつの世でも簡単に結論付けられない習慣があるのは事実だ。
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