工場の操業問題
安定した中国製原材料の購入と言う観点から、一番困った事は工場が停止して
しまう事だが、その理由が日本では信じられないモノだった。いっそドカンと
行ったのなら諦めもつくが、強制操業停止と言うヤツが一番タチの悪い問題だ。
たくさんの工場が集まっている工業団地内の一社が、廃棄物処理などの方法に
違反すると、連帯責任として団地内の工場が一斉に操業停止になる。日本では
考えられない事だが、何回か遭遇した。停止は1日2日の事ではなく、長期に
渡る場合がある為、複数ソースの確立は必須事項だった。コンタミ混入問題も
頭を痛めた。原材料にコンタミが混入している場合、その大半が故意であった。
労使間の関係がうまく行っていないケースがほとんどで、経営者を困らせる事
を目的に故意に混入するのだ。フランジや灰皿、ペンチなど普段は混入しない
ようなモノが入り出す為、すぐ判るが、会社の内情問題なのでこちらも困った。
工場の操業継続の為、設備の審査にやって来る役人にもタチの悪いヤツがいた。
審査期間中の接待や、袖の下を怠ると認可が貰えないと言う。これも遭遇した
が、年末など金が必要な時期にやって来て、平気で二週間ぐらい居座るようだ。
その間の遊興三昧のもてなしは、筆舌に尽くしがたいモノがあると聞いている。
この接待が出来ず、操業継続認可が貰えずに生産停止になった原材料もあった。
やはり、ある意味見掛けとは違って、日本には無い恐ろしい一面かも知れない。
オヤジさん懐かしいな、しかも凄い色素詰込み作業服ないみたい、マスクもなし安全衛生まったく関係なし、確かに吾輩も紅岩やと思うが工場見学したときはトイレドア-なし工場壁ナシ顔料の扱いでは凄い環境で作業していた今でも信じられない、こんな自在があったんやね、化学はいつも変化に遅れているから、今でもそんな所あるよ、オヤジさん歴史を振り返り書いて下さい。
投稿: 東尋坊 | 2020年6月25日 (木) 19:22