書いてない中国
新型コロナウィルスによる非常事態宣言が解除され、第二次感染が心配ながら
マスコミも他の話題を取り上げ始めた。しかし、これと言って良い話題は無く
何を取り上げても憂鬱な事ばかりだ。これに合わせる様にオヤジの記事ネタも
底をついて来た感じだが、こうなって来るとオヤジが持つ豊富なネタとしては
中国での出来事しかない。これまでも、出張レポートや想い出話しなど様々な
出来事を書いて来たが、今回からしばらくはオヤジが現地で体験した問題点や
チョットした事件などについて書いてみたいので、是非ともお付合い願いたい。
オヤジが中国に出張し始めたのは2000年だ。それまでは中国と言えば自由
中国と呼ばれている「台湾」しか知らなかった。自称「中華民国」とは正式な
国交こそ無いが、蒋介石の影響も有って民間交流は盛んで親日的な部分が随所
に感じられた。そんな自由中国しか知らなかったオヤジが、鄧小平が提唱した
改革開放政策が進行中の中国に初上陸する際、昔からの知人や中国をよく知る
方々から様々なアドバイスを頂いた。オヤジが15年間、頭に入れ、肝に銘じ
て来たアドバイスとは「見た目は台湾と同じように資本主義国家に見える部分
も多いが、根本は主義思想の違う国で、これに惑わされる事なく、怖い部分を
持つ国家である事を忘れないようにして仕事をしなさい」と言うことであった。
そんな初めての中国、この事は様々な形でオヤジに襲い掛かって来たのである。
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