何かが違う様だ
いつもと変わらない様に見える日常の中にも、今年は数々の異変が感じられる。
何よりも顕著だったのが桜の花の咲き方だった。本来その寿命の短さと散り際
の潔さを代名詞にして来た桜が、今年は5月の連休を目前にまだ散り切っては
いない。4月28日現在、オヤジの散歩コースにある一本のその枝先に最後の
一輪を留めている。今日にはもう見られないだろう名残りの一輪だが、今年は
実に長い期間咲いた。綺麗なまま短命に終わることを好むか、あまり綺麗では
無くともその姿を長く見るか、好みはそれぞれだが今年は何か異常であった事
には違いないだろう。ある日の市内の駐車場は、昼間と言うのにその車の姿を
一台も見掛けることは無く、奇跡の様な瞬間を画像に残した。中洲の魚市場に
近く、阿波踊りの時には車の行列が長く続く様な駐車場が、全く信じられない。
その阿波踊りも、今年は中止になった。これで、徳島には何も残らなくなった。
阿波踊りの無い徳島なんて「クリープを入れないコーヒー」のようなモノだが
こんなCMを知っている人も少なくなっただろう。心持ち人通りが少なくなっ
た水際公園の遊歩道下、干潮気味の浅瀬には夫婦のマガモが仲良く泳ぎ、新た
に、かつて利用した北陸線の特急と同じ名前の臆病な鳥が加わった。世界中で
起こっている大変な出来事など何も知らず、幸せそうに川の小魚を取っている。
この世の中、本当に何が幸せなのかを感じてしまう。いつかこの世界的な問題
もそれなりの終息を迎える時は来るのだろうと思うが、その時世界は、日本は
そしてオヤジはどうなっているのだろうか?
オヤジさん今晩は、少しセンチメンタになってるみたい、ストレス溜まったるみたい、駐車場見たらそうら夢見てる感じやね、元の世界になるんかな、それにしても岩手県はなんでないんかな、教えてオヤジさん。
投稿: | 2020年4月29日 (水) 19:15