有り難いお話し
オヤジが、パソコンメンテの仕事を始めた事を知った読者の方から、修理のご依頼
があった。 遠方からのお話しは、有り難く嬉しい事だったが、ここでこの商売の難し
さを改めて知る事になった。 故障の状態からしてノートパソコンのマザーボードが
損傷している様で、取り替えが必要と思われたが、正直なところ このマザーボード
の交換、と言う作業が至難の業なのである。 一般の修理店も、マザーボード 交換
については 通常ほとんどメーカーに修理を依頼している。 それほど特殊性のある
作業なのである。 何が特殊か、と言うと それは分解の方法とパーツを外す順番だ。
ノートPCはあれだけ狭いスペースに、デスクトップPCとほとんど変わらない機能を
備えている。 それだけ繊細で難しい。 しかも、機種によって仕様が全て異なる。
その筋の専門のプロがやらないと、せっかくの機械を壊してしまう事もあるのだ。
オヤジは、かつて自身のパソコンを修理してやろうと、I MBから 保守マニュアルを
入手した事があったが、200ページにも及ぶ解説は、未だマスターし切れていない。
デスクトップPCならイザ知らず、ノートPCともなると、開け方さえ解らない物がある。
言い訳がましくなったが本題はここからで、オヤジは まだこの仕事を商売にするの
は、時期尚早かもしれない。 何故ならぱ、実際こんなケースの時、修理を依頼する
メーカーへの窓口が確立出来ていないからである。 更に、これを確立させるために
は、それなりの看板も必要になる。 趣味の延長として、自分が出来る範囲の修理だ
けでやって行こう、などと言うのはあまりにも虫の良い話しなのかも知れない。
お金を頂く、と言う事はプロであり、いくら毛の生えた程度と言えどもアマチュアでは
ない。 さっそく提携窓口について調査を始めたオヤジであるが、この事に気付かせ
て貰った読者の方には、別の意味でもう一度感謝である。