オヤジあんこを炊く
先週、オヤジは何十年ぶりかで「あんこ」を炊いた。
もともと甘いものが好きなオヤジは、子供が小さい頃には子供をダシにして、毎週の
様にあんこを炊いておはぎを作ったものであるが、そんな食の不摂生がその後生死
を彷徨う様な大きな病の引き金になった事もあり、最近はずっとご無沙汰であった。
しかし今回は娘に加え、他ならぬ孫たちからのリクエストが有ったので炊いてみた。
オヤジがあんこを炊く様になったのは亡くなった叔父の影響である。 習ったレシピが
「こしあん」だったので、オヤジがあんこを炊くと言えばいつも「こしあん」である。
和布巾の袋で搾る一手間が余分だが、口の中でサラッととろける食感がたまらない。
小豆を火に掛け、指でつまんで潰れる様になったら濾し網を通して殻を取ってしまう。
そのあと和布巾の袋で搾れば、「さらし餡」が出来上がる。
さらし餡を湯せんで加熱しながら砂糖を加えて行き、最後に少量の塩で好みの味に
仕上げれば完成だ。 今回久しぶりに炊いたが、意外と良い味に仕上げられた。
このあと、孫たちも手伝って「おはぎ」に形を変えて行ったが、オヤジが口にしたのは
ほんの少しだけ。 つい思い切り食べてみたい衝動に駆られたオヤジであった。
オヤジサンこんなん出来るんこしあん大好やな、芸が細かいなんでもするな、そう言えばおはぎ最近食べてないな。
投稿: | 2016年11月17日 (木) 12:49