中国の想い出②
中国での商売は、「酒」が飲めないとダメだと言う風習が今でも根強く残っている。
宴会では、競って杯を空にし合っている姿をよく目にしたものである。
出張当時、ビール党のオヤジは結構苦労したが、彼らがよく飲む40度以上ある白酒
(バイチュウと呼ばれる高粱を原料にした酒)でも、高級な物になると意外に悪酔いは
しなくて、飲んだあとコテンと寝てしまえば朝までぐっすりと言うメリットもあった。
しかし、お昼の食事で白酒を出された時は、ひたすら拒否に徹していた事を思い出す。
瀋陽など北部の寒い地方では主に白酒が飲まれているが、浙江省ぐらいまで南下を
して来ると紹興酒が出て来る様になるのでホッとしたものである。
最近では中国も健康志向から葡萄酒が流行している様で随分様相が変わって来た。
今回お話ししたいのは、そんな中国酒の瓶の構造についてである。
中国では酒の空瓶を再利用する事が極めて難しい。なぜなら液体の流れが一方通行
で、瓶からは出るが、逆に瓶には戻らない様な構造になっているからである。
また 瓶の口が陶器になっている物があって、その部分を割ってしまわないと酒が注げ
ない様になっている。 樹脂製の注ぎ口もガラス瓶にシッカリと溶着されている構造だ。
これらはすべて偽物の酒を充填されない様にするための防御策なのである。
それほど中国には銘酒が多く、またそれを悪用する者も多いと言う事だろうが、それに
しても綺麗な瓶を再利用する為には、工作するひと手間が掛かるのは困ったものだ。
ジャパンのデザインとはかなり違うな、これは過去の歴史遺産物を見てもジャパンのでき具合とは違う、でもちから力強さが感じるよ、面白い事にコピ-出来にくいようにしてるとはさすがチャイナさんお国がら、昨日テレビで中国経済をやってたけど農民の移住には驚きだよ、人類皆兄弟。
投稿: | 2016年10月31日 (月) 13:39