中国の想い出①
仕事で中国に行かなくなって、もう随分長い時間が経った様な気がする。
先日、パソコンに保存してある写真の整理をしていたら10年以上の長きに渡る中国
出張記録の画像が出て来た。 業務関係の画像が中心だがプライベート画像もある。
画像を見ていたら当時にタイムスリップしたかの様に色々な事が思い出され久々に
あの広大な中国大陸を駆け巡ってみたいと言う衝動についついかられてしまう。
今回は、そんな中国の想い出の中から幾つかをピックアップして触れてみたい。
最初のお話しは「モデムセーバー」と言うグッズについてだ。
今では中国の田舎のホテルでも完備されているインターネット接続のLAN回線だが
オヤジが中国に出張し始めた2000年頃にはまだほとんど普及していなかった。
インターネットへの接続は、ほとんどが電話回線を利用したモデム接続であった。
ホテルに到着すると先ず電話機に接続されているモジュラーケーブルを外す事から
仕事が始まった。 電話回線の接続を調べるためである。 当時の中国は電話回線
の仕様がバラバラで4芯ある線がどの様に利用されているか全く解からなかった。
そこでモデムセーバーと言う機器を利用して、まずどの線が利用されているかを確認
した上でパソコンに正常に接続させる変換をすると言う作業が必要だったのである。
機器のスイッチを利用し変換を行い、最終的に緑のランプが点灯すればOKなのだ。
このグッズが無ければ、当時の中国ではメールもネットも出来なかっただろう。
毎日会社宛てに報告メールが送れたのは、この機器のおかげで、本当に重宝した。
しかし今この機器を利用する事は皆無に近い。時代の流れを感じずにはいられない。
こう言う電子関係の進化は予測不能と言うくらい早いな、オヤジさんは今の自在に順応しているからエライよ、いつも思うけど素晴らしい。
投稿: | 2016年10月31日 (月) 13:33