私の無線室

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2016年10月30日 (日)

めがねのお話し

最近の世の中、中途半端な商売は顧客にウケなくなって来た傾向が見られる。

温泉を例に取ってみると高級旅館の加賀屋さんや、大江戸温泉物語や湯快リゾート

の様なリーズナブルな旅館は活気がある様だが、その中間にある旅館の多くは経営

に苦しんでいると聞いている。

眼鏡の世界にも同じことが言える様で、いま産地鯖江で生き延びている会社の多くは

高級眼鏡メーカーである。 眼鏡産業とは不思議なもので眼鏡本体に FrameJapan

と刻印がされていても、これが全て日本製とは限らない。  最終のアセンブル段階で

何処か1手間でも掛けていれば FrameJapanと表示しても良い事になっている。

そこで現在、産地鯖江の純国産高級枠は Made in SABAE と表示する様になった。

この産地鯖江の高級枠が今世界的に売れている。 半ば手作りに近い様な高級枠が

価格に関係なく消費されていると言う事実が、近年の需要は如何に品質重視であるか

を物語っている。 かつて、福井県鯖江の眼鏡会社は、ピンからキリの様々な眼鏡枠を

生産していた。 月日は流れ、安価品の生産は台湾→韓国→中国へと拠点を移した。

現在、¥108で十分実用的な老眼鏡が手に入る。 こんな産業が日本で続く訳がない。

そこで産地鯖江では、世界がマネの出来ない高級枠の生産を目指した訳だが、ほかに

マネの出来ない品質を、逆に誰でもが出来る訳がない。

結局は、その品質に追従が出来た企業だけが淘汰さて現在生き残っているのである。

どんな企業でも、他社にまねの出来ない技術力を身につけないと継続はないだろう。

ダントツで突き抜けるか?、底辺を目指すか? 今の世の中、中途半端は難しい様だ。

  

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コメント

おっしゃる通り安いか高いかどっち、先日鯖江のメガネでNHKやと思うけど新規高級フレ-ムを出品していたよ、これで業界も少しは落ち着いた感じやけど、どうやろ、でも生き残り大変やな。

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