ケミカルイメージ
東京の築地市場移転問題に関するニュースが連日伝えられている。
盛り土をすると決めたハズなのに地下空間が存在する、と言う事実関係については
小池新都知事のリーダーシップに期待し、徹底的に追及をして欲しいと願っているが
今日お話ししたいのは「ケミカルイメージ」についてである。
これも、ある意味マスコミの報道についてのコメントになってしまうが、少なくても我々
ケミカル出身の者から見れば、素人に余計な不安を与えてしまう伝え方をしている様
な部分が見えてしまう。報道としては誇張して興味を引こうとする部分はあると思うが
化学を知らない国民の不安を必要以上にあおる事だけは避けて欲しい。
自然に存在する様々な放射線も、知らない人は放射能と思い、同時に核につながる。
同じように「シアン」=「青酸」=「青酸カリ」=「飲んだら即死」となってしまうのである。
シアンなどと言うものは毒物だけではなく、瞬間接着剤などにも普通に存在している。
こんな短絡的なケミカルイメージを「あたかも」と言う感覚では決して伝えて欲しくない。
問題は、それがどのぐらいの数値で含まれていて、どの様な影響があるかである。
何も知らない視聴者の怖いもの見たさ、知りたさだけをターゲットに必要以上の不安
を与えてまで視聴率を高める様な事はして欲しくないと思っているオヤジである。
何年も前から計画して来たのに今頃になってあれこれとは、専門家もおったのにな、無駄な金また使うわな、中小企業は爪に火をともすように頑張ってんのにな、オヤジサンがちと行って教えたら。
投稿: | 2016年9月30日 (金) 13:04