台風10号のツメ跡
やはり日頃あまり縁のない地方に上陸した台風は、大きなツメ跡を残した。
1つ救われたのは、本来なら温帯低気圧に変わる付近まで海上を進んだ事である。
台風が上陸した頃には、もうレーダーではその形をハッキリ確認出来ないほど衰退
していた様で、もっと南で上陸していたらと思うと本当にゾッとする。
それでも、昔から台風による決壊と修復を繰り返していない河川に一度に大量の雨
が降った結果、と言うものが顕著に出た。 雨水は海に流れ着くまでに自らの体積を
預ける居場所が必要になる。 その居場所の有る無しが、台風メッカの地方とそうで
ない地方で大きな差がある。 つまり治水状況が違うため、河川が氾濫し田畑や居住
地を冠水させないと、雨水の落ち着く場所が無いと言う訳だ。
そんな偉そうな事を言っても、四国地方でもオヤジが子供の頃はよく河川が氾濫した。
それは、河川の増水した雨水を海に送るポンプがまだ不十分だった為で、台風が来る
度にポンプ設備が増えて行き、ようやく現在の状態になったのである。
雪に備えるか?台風に備えるか? やはり、処変われば何とかと言う事なのだろう。
これから台風のシ-ズンでっせ、備えあれば憂いなし、災害はどこで何が起きるか分かりませんよ、地震もそうでっせ、瀬戸内も注意でっせ、北陸も一緒、冬は雪。
投稿: | 2016年9月 1日 (木) 13:01