私の無線室

  • 28. AT-230
    無線室改装しました。

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2014年6月

2014年6月13日 (金)

抜糸そして退院

術後のキズの状態と血液検査の結果退院が決まった。

退院の前日には抜糸がある。 手術時には全身麻酔が掛かっているが抜糸する時には

麻酔が無いのでかえって痛いと色々な人から聞いていたが、よく見るとごく細い糸だ。

こんな細い糸を抜くぐらいは大した事は無いと思ったが傷口をよくよく見ると糸の縫い目

と縫い目の間には、ホチキスの針の小さい様な金属でも止められている事が判った。

ちょうど、段ボール箱のフタを止めている様な感じだ。 これはチョット痛いかも、と思う。

これを外すのは、オヤジの知識の中ではホチキスの針を外す事務用品「針ピンとりっ子」

の様な方式の器具しか思い浮かばなかったが、結果はやはり予想した通りであった。

ただ、事務用品と医療機器の違いだけで、単価は桁違いに違うのだろうと思う。

結果は、双方とも大した痛みはなく、無事に抜糸は終わり、退院の運びとなった。 

今回は退院を目前にして何回も延び延びになった前回の入院とは違い、アッという間の

入院期間で、お世話になった看護士さんの名前も十分に覚えられていないほどだ。

しかし、もう勘弁して欲しいと思う入院よりは、少しお名残惜しいぐらいの入院で良い。

一日も早くキズを癒して、また色々な事に頑張ろうと思っているオヤジである。 

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2014年6月11日 (水)

入院患者管理に学ぶ

今日の徳島県地方は朝から雨模様である。 このまま梅雨入りしてしまうかも知れない。

3年前の退院も6月で、梅雨の間の晴れ間に病院から家路に向かった記憶がある。

今回も同じ季節感の中で退院の日を迎えようとしている。

さて、昨日からオヤジが入院している外科病棟で特別管理態勢が取られる様になった。

何事かと思いきや、昨日現在「あべ」さんと言う人が同じ外科病棟に3名入院していると

言う事だ。 内科と違い、出入りの激しい外科病棟は、今回の様に同姓の患者が一度に

重なる事も多いだろう。 特に今回オヤジともう1人の「あべ」さんは漢字まで同じ字だと

言う話しだ。 オヤジの「あべ」さんは徳島でも珍しく、なかなかこんな偶然は少ない。

ちなみに看護師の間では、オヤジは通称「パソコンのあべ」さんで通っている様だ。

以後の管理態勢、と言うより確認態勢はより強固なモノになった事は言うまでもない。

病室の入り口の名札の下には「同姓患者有り」、と書かれた小さな札が掛かった。

思わず、「同性愛患者有り」、と読み間違われないか心配になってしまう。(笑)

看護師が処置で部屋に来るたびに、腕に着けたバーコードの読み取りと同時に名前を

聞かれる。 面倒くさいと思っても、患者としても協力する義務がある。

使用する薬品を間違っても、「ゴメン」で済む事が多い化学工場とは違い、こちらは人の

生命を預かっている病院、ミスは絶対「ゴメン」で済ませる事は出来ない。

どうしてもワンランク上の管理態勢が必要になる訳だが、化学工場でもこの確認態勢を

取り入れてはいけないと言う道理は無い。 異業種に学べとよく言われるが短期間でも

大切な事は学べるものだ、と思っているオヤジである。

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2014年6月 9日 (月)

成功!ネット環境構築

今回、入院に際して1つ解決しなくてはいけない問題があった。

病室でどの様にインターネット環境を構築するかと言う事だ。 スマホ中毒者と同様に

日頃ネット環境で生活している者にとっては一時的にこの環境が遮断される事は辛い。

寝たキリではない入院の場合は特に退屈で、パソコンが欲しくなる事は過去何回かの

入院で経験している。 これまではPHSの遅い接続を利用していたのでメールぐらいか

出来ず、わざわざパソコンを持参したメリットが無かった。 今回は何とかしたかったが

病院には患者が利用出来る有線・無線のLANは無い。 近くのローソンの無線LANも

病室には入って来ない。 受信出来る無線LANは全てセキュリティが掛かっている。

スマホを持ったら、と言う声もあったが、老眼が進んだ今、スマホを持つぐらいなら大型

のノートパソコンをリュックで担いで持ち歩いた方が良い主義のオヤジには通じない。

そんな事から、今回思い切ってソフトバンクのPocketWiFiを契約購入する事を決めた。

ラッキーだったのは自動更新されていたPHSの遅い接続料が違約金無しで解約出来

た事だ。 つまり違約金無しで、PHSに支払っていた料金を新契約に回せた訳である。

料金はほぼ同じだ。 オヤジは今、高速のネット環境でこのブログを書いている。

しかし、こんな良い環境を構築しても、今回はそう長くは置いて貰えないだろう。

もちろんこの為だけに長居はしたくないが、そろそろ退院の声が聞こえて来そうである。 

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2014年6月 8日 (日)

まだまだ行けるぞ!

いよいよ手術の日がやってきた。

6月4日午後1時半、手術室に呼ばれた。 既に執刀外科医をはじめ麻酔医など大勢の

スタッフが手術室に集結していた。 今や手術もチームプレイである。 

手術台に横になり、エビの様に背中を丸めさせられ脊髄の硬膜外と言う場所に細い管が

差し込まれた。 これは術後鎮痛剤を注入する事で痛みを取り除くために行う処置だ。

その後、酸素マスクが装着されたが、装着されるやいなや、後のことは全く解らない。

あべさん!あべさん!の声で目が覚めた時にはICUの時計の針は5時半を指していた。

お疲れさん!の声に返答しようとしたが、声が思う様に出ない。 鼻から胃袋へとパイプ

が入れられている。 ダメ元で思わず取って欲しいと言ったらすんなり外して貰えた。

その後も、2日目に尿管が取れ、3日目には点滴も終わった。 術後4日目の本日に至っ

ては背中に入っていた鎮痛剤を入れる管も取れ、着けているモノは何も無くなった。

ただ、オヤジのミゾオチから右脇腹に掛けて、大きな縫い目が残っているだけた。

悪い部位を取ったら終わりの外科と、点滴1つでも長々と行う内科の処置の違いを今回

比較する事が出来た。 それにしても今回のオヤジの退院までの早さは、かつて自動車

学校を最速卒業した時の様に、信じられないスピードになるかも知れない。

オヤジ64歳、まだまだ行けると実感した次第である。