中国雑感2012秋①
中国から帰国して1週間が過ぎた。 いつの間にか、暦は11月に入ってしまった。
今年もあと2ヶ月を残すだけだ。 11月と言うと、6日はズワイ蟹の解禁日である。
福井を始めとして日本海側の各地は、また忙しい季節が始まる事だろう。
蟹といえば、今回も中国で上海カニを何回か食べた。 中国では9月末からシーズンが
始まり、12月頃まで食べる事が出来る。 訪中時はシーズンまっただ中であった。
上海ガニは淡水に住む蟹で、正式名は「シナモズクカニ」と言うが、中国では「大閘蟹」
の名前で通っている。 やはり中国でも蟹はブランドがあり、江蘇省の蘇州近郊にある
陽澄湖で採れるモノが最高級品とされている。 ブランドの蟹には日本と同じ様にタグ
が付いている。 食べ方は茹でずに、足を糸で縛ったまま蒸籠を使って蒸す。
正直、足の身はあまり食べるところが無い。 しかしながらカニ味噌は結構美味しい。
食べるのが面倒くさいので、身とカニ味噌を調理したモノを注文することをお薦めする。
私は、身とカニ味噌をスープにして薄い肉まんの皮で包んだ「蟹黄湯包」と言う料理が
大好きである。 食べ方は面白くて、湯包にストローを差し込んで中の蟹スープを吸う。
是非一度、蟹のシーズンに中国を訪れた時には食べて頂きたい料理である。
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