お上りさん出張記③
東京で順調に会社訪問をして廻った。
東京に出張に来始めた頃は右も左も判らず、ただ上司の後ろから付いて行っただけ
であったが最近は私が移動する範囲の中ではだいぶ行き方が判る様になって来た。
東京の地下鉄は本当に便利で、雨の日など濡れずに取引先の会社まで移動出来る
ケースが多いのは大阪とは随分違う様に思う。 ただその分地下鉄網が複雑なので
路線図だけは、まだ絶対に手放す事が出来ないでいる。
今回訪問した会社の中に、私が初めて出会った凄いセキュリティのビルがあった。
最近は訪問先の会社に入るのに、玄関で関係部署に内線を掛けてロックを解除して
貰ったり、担当のお迎えを待つスタイルのところが増えた。 それだけでもお客さんの
出入りが自由な弊社事務所と比較すれば凄いセキュリティだが、そのビルへの入館
には事前に連絡された訪問の為の承認番号が必要なのである。
私の場合は、アポイント後に訪問先からメールで承認番号が送られて来ていた。
ビルの1階には、承認番号を入力する端末機が並んでいる。 その機械に承認番号
を入力すると登録されている人数分の入館証が端末から発行される仕組みである。
その入館証でゲートを通過し、エレベーターを利用し目的の会社まで行く訳である。
帰りは逆に通過する。 忘れ物などの対策で入館証は1日2回まで利用出来るとの
事であるが私の場合このシステムの連絡は受けていたものの、すっかり忘れており
最寄り駅のホームから会社のパソコンにつないで番号を確認した様な始末である。
それにしても、こんなセキュリティになって行くのは世の中が物騒になったからだろう。
今回、はじめて体験した新しいセキュリティからも何か考えさせられるモノがある。
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