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2012年8月18日 (土)

阿波名物紹介②

<すだち>

徳島を代表する特産物に「すだち」がある。 ミカン科の常緑低木で花は県の花に指定

されている。 よく大分県産の「かぼす」と間違われる事があるが、かぼすはスダチより

1回りも2回りも大きな実をつけるので、比べて見るとスダチの方がかなり小さく見える。

昔から、「大麻(おあさ)はんの見えん処ではスダチは出来ん」と言われて来た。

大麻(おあさ)はんとは鳴門にある「大麻比古神社」の事で生育範囲は極めて狭かった

様であるが、今は県内の各地で栽培されている。 ただ、やはり県外での栽培は難しい

様で、徳島県産以外のスダチはまだ見た事が無い。 だからこそ特産品なのだろう。

最近ハウス栽培が盛んになっており、スダチが徳島の食卓に出回るのは5月頃である

が、その頃から8月に掛けて価格は1個当たり¥100以上する高価なモノになる。

従って県外の料理屋などは、言い訳程度の小さい欠片しか出す事が出来なくなるのだ。

阿波踊りの時期に値段はピークを迎えるが踊りが終わると露地物が出回って来るので

値段は下がって来る。 踊りのお土産としてはお薦めだが、踊りが終わってから値段が

急に大きく下がり始めると言うところが、何か申し訳ない様な気がする。

徳島県人は「すだち」を醤油に合わせて食する。 一般的にはレモンの様にソース系の

モノに合わせると思われている方が多いが、徳島ではその食べ方が全く違う。

お刺身に焼き魚に冷や奴にお漬け物と、とにかく 醤油モノには何にでもスダチを搾って

掛けて食べるのである。 また搾る量は醤油の量よりもはるかに多いのが普通だ。

食欲が減退する夏、徳島ではこのスダチが食欲増進に一役買っている事は確かだ。

最近ではスダチ酢やスダチ焼酎なども出回っており、スダチも親しみやすくなって来た。

また、ゆるキャラの「スダチ君」もPRの為に全国を走り回って名前が売れて来た様だ。

まだ徳島流でスダチを試された事のない県外の方は、是非一度お試しを頂きたい。

但し、ソースに合わせた方がお好みの方に強制するモノでは有りません。 念のため。

Sudachi01 Sudachi02 Sudachicyuu Sudachikun

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